風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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滝川のお寺は妙齢の女性で一杯~婦人会講演会にお招き頂きました

2015-10-06 21:34:51 | 日記

10月5日午後良いお天気です。
えりもをお昼に出発して、ひた走ること300キロ。夕刻ようやく深川のホテルに到着。
6日滝川のお寺で開催の、「婦人会講演会」にお招き頂いたのでした。
その夜、美味しいお料理と、少しの般若湯(お酒)を頂戴し、早々に休みました。
今回は、一コマ1時間のお話を、二回しなければなりません。長距離の運転流石に疲れました。



さて今朝は、昨日と同じく快晴。
会場のお寺に伺いますと、早くから女性会員の方が参集されています。
本堂一杯にお座りになっている方々。お手伝いの僧侶や、寺族(お寺の奥様)方々を加えると約150人です。
お話をするのに、人数の多い、少ないは本来気にしてはならないことです。
でもそこはやはり人間。聴衆が多いと無意識に張り切ってしまいます。
女性の方々はいつも純真。幾つになられても素直。
拙僧の話に頷き、笑い、時には泪して、聴聞下さいます。
つい余計なことも言ってしまったような気がしますが、精一杯つとめたつもりです。



因みに演題は『大慈悲の心~布施行に生きる』です。

「物でも心でも惜しみなく分かち合うのが布施の心です。
 この時大切なことは見返りを求めないことです。お礼の言葉を内心求めている時は、本当の布施ではありません。
 人の内心は複雑なもので、他の人に物や、教えをお渡しすると、損をしたような気になる事があります。
 しかし、そうではありません。その行為によって、実は自分自身の心が、自ずと豊かになっていることに気付くことが大切です。
 そういう生き方を目指していると、自己と他己(他人の中に自己を見ること)の垣根が次第に消えていきます。
 他の苦しみを自己の苦しみととらえ、他の喜びを共に喜ぶことが出来る。そういう生き方を目指したいものですね。
 仏さまの慈悲の心を学ぶとは、そのような日々の実践を積み重ねて行くことです。」

このような論旨で、東日本大震災のおりの様々な人間模様を題材に、お話をいたしました。

意とするところが十全に伝わったかどうかwかりません。
しかし、妙齢の女性たちのお顔が、輝いていたのは事実です。合掌礼拝