風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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辛い仕事はじめ~今年も頑張りましょう

2016-01-04 21:46:57 | 日記
思いの他温かい穏やかな新春
   珍しく、風も吹き荒れません。波も穏やか。
   このまま静かな歳であれば良いのですが~

   一休禅師はおっしゃっています。
   「正月はめでたくもあり、めでたくもなし」と。
   今宵もそのことを噛みしめることにあいなりました。

   2日午前零時半。
   行年90歳で黄泉の旅に立たれたおばあさんの通夜。
   本年最初の悲しいおつとめでした。
   (昔は松の内は、決して葬祭を行わなかったものですが~)
   通夜説教で、お話申し上げました。
   一休和尚が仰った意味ですが
   「めでたいとは、心機一転して新しい年に向かって励む決意です。
    新芽が出て伸びてゆくように、成長していくことがめでたいのです」
   「めでたくもなしとは、無常のことわりです。
    老梅樹もいつかは、朽ちてしまいます。(亡くなられた方は梅子さん)
    そのいつかは、とき・節句を選びません。
    (3日かの新聞お悔やみ覧に如実にあらわれてますね)」
   「めでたいといって、ただ浮かれていると、足元をすくわれますよ」
     
    というのが、一休和尚の本意なのです。
    
   そうではあるにしても、やはりお正月には不幸は少なくて欲しい。
   そう念じながら、今宵は何のレクイエムをかけましょうか?
   レコードのコレクションを捜しますが、どうもファンキーな方が多いです。
   こういう時はやはりクラッシックの方が良いのでしょうか?
   クラッシックのLPはないので、CDにしましょう。
   そう思って、好きなショパンを聴いています。

   あらためて 猿年の皆様の開運を祈念致します