太鼓台誕生草創期の貴重な史料として、平成14年3月に発刊された『地域研究いたみ31』(兵庫県・伊丹市立博物館編集)を紹介させていただきます。発表タイトルは「猪名野神社神幸絵巻をめぐって」(植木行宣様)というものです。植木様ご本人には無断転載となりますが、冊子に掲載されていたそのままをコピーしてご紹介させていただきます。
太鼓台の誕生については、現在でもなお不明な点が多い現状です。その初期のカタチがどのようであったのか? どこで最初に出現したのか? なぜさまざまなカタチがあるのか? 蒲団を重ねて積むのはなぜなのか? 太鼓台文化圏の広まりが瀬戸内中心の西日本に広まっているのはなぜなのか? 等々、悩ましい難問が山積みとなっています。私たちは一人ひとりが取り組めば、夥しい時間と努力が必要となるでしょう。
今回紹介させていただいたような〝まだまだ知られていない情報〟が各地にはたくさんあると思います。多くの人々がそれら一つひとつを知り、突き合わせて論じ合うことができれば、上述の難問もかなり解明できると思うのですが‥。
(終)
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