最近3DをCGと呼称するのを見ると、違和感を覚えます。
というのも、CGとはコンピューターグラフィックスの事で、
パソコンでデジタル処理を行えばそれはCGアニメになるからです。
そもそも、CGアニメとアニメが分類されるようになったのは、
昔はセル画という専用の用紙に完全手描きで作られていた事から、これを”アナログ”
コンピューターを使って作られるようになった物を、”デジタル”
これらを差別化するためにCGアニメというの呼称が出来たわけです。
なのに今は、CGアニメと言うと、3Dグラフィックを使ったものの呼称になっている。
確かに一般人にCGとは総称で2Dと3Dに別れているなんて説明は必要ないかもしれませんが、
ちゃんと業界が使い分ければ浸透していったと思います。
それをややこしくしたのが、3Dテレビ、3D映画の存在だと思います。
あれは正確には2Dの画像を3Dに見えるようにしている、擬似3Dです。
因みに2Dとは何か、3Dとは何かというと、軸による面の捉え方の違いです。
Dとはディメンション、側面、次元を意味して、
2Dとは縦軸横軸、X軸とY軸の二軸で面を捉え、3Dはそこに奥行きであるZ軸というのが付きます、
Z軸を加える事で奥行きを作り出すことが出来るわけです。
つまりこれが二次元、三次元というやつです。
絵は、基本平面の物に書きます、それに奥行きを出すために、
遠近法や質感表現等で目を錯覚させ奥行きがあるように見えるようにする技術があります。
普通のアニメは、最初は手描きで線画からはパソコンで、着色やエフェクト処理で錯覚させるわけです、
3Dとはそれらをパソコン内で作って配置させるだけです、現実で言うならセットやジオラマを作るような感じです。
パソコンでデジダル処理をしたものはCGアニメになるので、本来なら、今あるアニメは全てCGアニメです。
要は、
世間で言うCGアニメとは3Dアニメで、世間で言う3Dとは擬似3D、
本来CGアニメはデジタルアニメの事で、本来3Dとは三軸を考えられモデリングされたものだ。