いやぁ、行ってきました。
国見岳。
駐車場のおじさんも出るから
気をつけてって言ってましたし、
ヒルの心配をしてたんですが、
運良く被害にあいませんでした。
よかった~、本当に心配してたんですよ
登ってる途中も気が気じゃなくて
はらはらしながら登ってましたよ。
所要時間はですね・・・、
はい。
すいません。
何故か今回も雨乞岳行けてないです。
順を追って説明しましょう。
朝、7時15分。
事前情報で雨乞岳のコースは時間が掛かるのがわかってたので、
早めに家を出ることにしました。
原付に乗る前、
珍しく猫が歩いているのを発見して
追いかけましたが逃げられました。
でも、猫を見た事によって
少し幸せな気分になりつつ出発です。
途中、コンビニで食料調達。
おにぎり全品100円セールやってて
朝飯とで、6個適当に選んでレジに置きましたが、
なんとなくもう一個いるかなと思い計7個をレジに。
すると、700円で一口くじが引けるらしく、
引いてみたらポテチゲット。
今日は良い日そうだな、
ヒルにも出会わないかもという願望を思い描きつつ
雨乞岳に向かいます。
前回、鈴鹿スカイラインから行く事を知らず
違う場所に行ってしまったので、
今回は、ちゃんとスカイラインを通って向かいます。
そのはずが、通行止めで通れない。。。
交通情報では何も載ってなかったら
大丈夫だと思ってたのに。。。
案内書きにはココが通れないと書いてあるんですが
もろに登山道より手前になっててコレは無理だと断念。
しょうがなく、
そこから近い釈迦ヶ岳に登りに行く事に。
まだ、下調べもしてなかったので、
うろ覚えの記憶で道を進んでいくと
釈迦ヶ岳登山道入り口発見。
入り口前に有料駐車場があって。
『路駐禁止』と看板があるので、
しぶしぶ駐車場に停めに行く事に。
管理の人らしきおじさんが自前の椅子に座ってて
(服装も普通だけどこの人は関係者?)
とか半信半疑だったので、聞いてみると、
「そうですよ」
と言うので、200円(原付)を支払い少し話をしてみる。
「ヒルってでますか?」
「でますよ~、中にパッチ履いとくと安心なんだけどね」
「あ、じゃあ履いてるんで大丈夫ですかね」
「あとは、じめじめした湿った所で長居すると危ないね」
「そうですか~」
「どこ登るの?釈迦?」
「はい。どれぐらい掛かりますか?」
「1時間半から2時間かな~
最近、道が綺麗になったから登りやすいと思いますよ。
今日は人が少ないから、10時にきりあげて
少し登ろうかと思ってたところですよ」
と言いながら、釈迦ヶ岳と違うほうを指差すおじさん
「そっちはどこに行くんですか?」
「御在所と雨乞だよ」
「雨乞!!今日そこに行こうとしてたんですけど
道路が通行止めで釈迦に来たんですよ!!」
「あぁそう~。こっちからでも行けるんですよ
今日も何人かはココを登っていきましたよ
雨乞に行くには、根平峠を通って水晶谷の方に~以下略」
「なるほど、雨乞行けるなら、
そっち行ってみます。
ありがとうございました。」
「おぅ、あんたなら若いから大丈夫だよ。いってらっしゃい。」
9時30分、登山道に向けて歩き始める。
まずは、アスファルトの道路を進んでいく、
そこから『←根平峠』の看板を頼りに
山道へ。
全体的な道の話。
鎌ヶ岳ほどの道はありませんでした。
幅も広い所が多いし、
崖の端のようなのもなく山の中を
進む感じだし、
道も綺麗でした。
この、良い所尽くしの様に思える道ですが
綺麗過ぎると足を使ってでしか登れません。
用は四肢を使えず、負担が足だけに蓄積するわけです。
あとは、
おじさんのじめじめした所に長居しないほうが良い
という発言。
今週は3日ぐらい雨が降り続いていて
じめじめしてない所がないです、おじさん。
その二つの要因で鎌に比べてやたら疲れました。
登り始めて1時間ぐらいで、
最初の分岐、『←ブナ清水 ↑根平峠』
(・・・ブナ清水だった気がする!!)
二つの要因が僕の体力を無作為に減らし続ける。
あとどれだけかわからない状態で、
これはきついと思っていたら
丁度良い木を発見した。
試しに持ってみると、
しっくり来る。
(これは・・・良い。)
そこからは杖代わりに登っていくんですが
すごく助かりました。
杖という名の聖剣エクスカリバーを手に入れてからは、
さくさくモード。
標識に雨乞岳の名前はなく、
おじさんが言っていたような気がする名称の方に
進んでいく。
(あれ?これ鎌ヶ岳と一緒じゃない?ちゃんと着くのか?
でも大丈夫。
なぜならエクスカリバーがあるから!)
途中、気づいたら道なき道になってて
印を探して軌道修正しながら登っていって
上のほうまでくると、ガスがいっぱいで
周りがほとんど見えない状態に。
それでも足跡や、印を頼り進んでいくが
一向に標識に雨乞岳の文字はない。
変わりに御在所岳が。
(まぁ、位置的に御在所の後ろだしこっちだろ)
それにしても人に会わない。
登り始めて2時間。
11時40分、青岳という所に到着。
ここまで誰とも会っていない。
~思えば、もう少し早く人に会っていれば
この事態は避けられたのかもしれない。
鎌ヶ岳の時のように・・・。~
そこで初めて拓けていて腰が据えれる石がある
場所にたどり着く。
それまでは少しでも木が少ない所を探して
体の周りを気にしながら小休憩を繰り返していたので
やっと落ち着けると安堵する。
装備を外して付いてないか確認してから
おにぎりを一個食べながらゆっくりする。
水を2ℓ持ってきたんですが、
その時点で半分ちょっと減っていて
(食料より問題は水だな・・・)
少しガスが晴れた時に、
まだ上があったのが見えたので行ってみることに、
それから15分ぐらいで
国見岳到達。12時ぐらい
そこで初めて人に遭遇!
「こんにちは~」
「こんにちは~」
「すいません、山詳しいですが?
雨乞岳に行きたいんですがコッチであってますか?」
「雨乞岳?あっちだよ」
まったく別の方を指すおじさん。
「え!?根平峠から来たんですけど何処で間違えたんですかね」
「えーっとね」
登山道マップを出してくれたので確認してみる。
「今がココなんですよ。
スタート地点がココだから、ココで間違ったんですね。
ココを曲がらないとダメだったんですよ」
「あぁ~、国見岳からは、どれぐらいかかりそうですか?」
「え~とね。ココを通って40分で・・ココで1時間半・・・
6時間かな。」
「6時間!?夕方になってしまう!!
6時間は無理ですねぇ・・・
ありがとうございました。」
12時13分、国見岳頂上で、
(あぁ~雲が近いな~)
~駐車場での話~
「どれぐらいで登れますか?」
「君なら若いから3時間ぐらいでいけると思うよ」
「3時間ぐらいですか、わかりました~」
3時間後・・・・・。
全然方向の違う国見岳頂上で
雲の近さに静かに感動してます。
熱心に教えてくれた駐車場のおじさん、
すいません。
ぼっ~と、これからどうしようかな~と考えていると
おばさんが登ってきました。
世間話をしていると、登山が趣味らしくて
「昔、セブンマウンテン登ったんだけど
また登りたくなって今度は違う道で制覇してるんですよ」
との事。
雨乞岳にいくはずがココに来てしまった話をすると
登山道マップを出してきてくれて確認する事に。
「朝明キャンプ場からなら私も行ったけど
九時間ぐらい掛かったね」
「さっき居た人にも、ここからなら6時間かかるって言われましたよ、
今からは無理そうなので、もう帰ろうかって思ってるんですけど。」
「朝明に帰るならコッチ側行けば何処からでも帰れるから大丈夫だよ」
とか、まだ行ってない山の話を聞いていると
また新しい人が。
とりあえず、見晴らしの良い所に陣取っていたので
どいて頂上の写真を撮りに行くと
おばさんが行くようで、あいさつをして見送った後
さっき来たおじさんと少し喋って自分も下山する事に。
他人と会話するのは楽しいなぁと再確認しながら
途中まで来た道を戻って、
そこから通っていない方の根平峠に入る。
ずーと降りていくんですが、
その道の岩肌が急とまではいかなくても
結構な角度の道がずっと続く。
(これ・・・登りなら死ねるな・・・)
下りは息も上がらないから早い。
1時間で根平峠の分岐まで来た。
頂上での情報と照らし合わせるに、
どうやらこの分岐が正しい分岐地点だったようだ。
キャンプ場の矢印の方に降りていく、
(ここから知ってる道に出たところが間違えた場所だな・・・)
とか思っていたら。
最初の分岐、『←ブナ清水 ↑根平峠』の看板の場所に
「ここか!!ここを曲がらずに少しまっすぐ行けば間違わずに済んでたのか!!」
と、普通に喋っていた。
これはショックでしたが、
ただ、
つe・・エクスカリバーとか人との出会いを考えると
登山には違いないし、今度は間違えないから良いか
ってことに落ち着きました。
それから1時間後。
駐車場に戻ってきました。14時40分
あのおじさんは居ませんでした。
下山してる途中に気づいたんですが
鎌ヶ岳より体力や体に疲労感がありませんでした。
登ってる時は、休憩する場所がなくて体力的につらかったりしたのですが
道は登りやすかったので結果的に、あまり残らなかったのかもしれません。
水は危なかったですが。。。
という事で、
また雨乞岳に登れなかったわけですが
もう現場での下調べも完璧ですから今度こそ
頂上にたどり着けると思います。
そういえばヒル対策の新装備ですが、
ズボンの中に、
レギンス・パッチ・ももひき、呼称はわかりませんが
そのようなものと、
テープでズボンの下の部分を縛って隙間をなくしました、
靴下はがら空きです・・・。
後は、Tシャツの下にタンクトップ、首と頭にタオル
です。
まだヒルの脅威が去ったわけではないので
満身、慢心せずいきたいと思います。