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老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

原発うごかすな!実行委員会のblogをお借りしています。
連絡先:saikadouyamete@yahoo.co.jp

老朽原発うごかすな!ニュース (第9号)2020.08.18

2020-08-19 16:12:12 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
賛同いただいた団体・個人 → コチラ
「9.6大集会」チラシは→ コチラ
『自治体あて要請ハガキ』は → コチラ
『関西電力あてハガキ』は → コチラ

『コロナウイルスの対策について』は → コチラ


■■老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか■■
◆◆◆◆ 報告とお願い ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



新型コロナウイルスの感染は、止まるところを知らず、数ヶ月の内に、
収束するとは考えられません。それでも、老朽原発再稼働、
「Go To」トラベルなど、経済優先の様々な政策が、コロナウイルス感染は
ないかのごとく進められています。私たちの 運動が萎縮すれば、
コロナウイルスが続く長期にわたって、政府や大企業の意のままの政策が
まかり通ることになります。

コロナウイルスを口実に、民主主義が破壊されかねません。
今、コロナウイルス蔓延によって色々な運動が規制されていますが、
工夫によって、規制された分以上の行動を創造していくことが重要です。

そのような視点に立って、
一方で、コロナウイルス蔓延の危険性と不安を勘案しながら、
8月8日、「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会が開催され、
大集会の9月6日開催の是非をめぐって、2時間の予定を1時間も超過する
白熱の議論がおこなわれました。

この議論は、「コロナウイルス感染拡大下での市民運動」という
私たちの未経験な難題への対処に、多くの示唆と知恵を与えるものでした。
ご出席の皆様の「老朽原発うごかすな!」への熱意がほとばしり出るものでした。

また、かつてなかったほど幅広い領域の市民団体、労働団体、政党
および900を超える団体、個人のご賛同に支えられた運動の力強さを
感じました。

この実行委員会では、以下【1】~【4】を前提として、9月6日に
「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」を開催することを決定しました。

「新型コロナウイルス禍の中でも、止むに止まれぬ脱原発・反原発の意思を
広く発信する「歴史に残る行動」を展開したいものです。

【1】今までに「老朽原発うごかすな!」を合言葉にして拡がった連帯・共闘の輪を、
   さらに拡大できる行動にする。
   そのために、

【2】集会、デモにおいては、実施可能な全ての「コロナ対策」を施こす。(注1参照)

【3】市民団体、労働団体等の団体の組織的参加については、
各団体の自主性に任せ、各団体の決定は尊重し、互いに理解するように努める。

【4】集会、デモに参加できない皆さんのために、以下の取り組みを実施する。
  (〈注2〉参照)
  ①有志がおこなう御堂筋などでのスタンディングアピールに連帯する、
  ②ツイッターやフェイスブック等の媒体を利用した
   「老朽原発うごかすな!」の声の拡大、
  ③ハガキやファックスによる抗議や申入れ行動の拡大(〈注3〉参照)
 ④大阪以外の各地での連帯集会、連帯行動の呼びかけ(〈注4〉参照)、
  ⑤電子媒体等を利用した集会・デモの中継(集会への遠隔参加も追求する)、
  ⑥「老朽原発の危険性」を訴える情報発信(YouTubeの活用)などを実施する。

上記【3】によって、集会規模の縮小が危惧されますが、
【4】の諸行動を具体化し、実行すれば、「老朽原発うごかすな!」の運動は
ますます拡大して行くものと確信しています。

各行動の詳細は、おって皆様にお知らせします。また、随時発行される
『老朽原発うごかすな!ニュース』による行動の広報もおこないます。 

9・6「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」を頂点とし、
すそ野の広い行動を成功させ、老朽原発を廃炉に追い込み、
それを突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しましょう!

「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会
(連絡先=木原090ー1965-7102)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〈注1〉【2】の集会、デモにおける「コロナ対策」について → コチラ

〈注2〉【4】の行動について
 これらの行動は、「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」の一環として
 展開されるもので、行動が展開される期間を「老朽原発うごかすな!行動期間」
 と位置付けています。

〈注3〉【4】‐③の行動について
 原発立地自治体(福井県、高浜町、おおい町、美浜町)への
 「老朽原発の運転を拒否し、コロナウイルス下での原発運転、老朽原発再稼働
  準備工事を許すな!」の申入れハガキ、関電への「老朽原発うごかすな!
  老朽原発再稼働準備工事を中止せよ!」の抗議ハガキは、実行委員会が
  すでに準備していますので、必要な皆様は
 「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会
   <連絡先>
    木戸(電話090-9213-7395)または
    木原(E-mail:kiharas-chem@zeus.eonet.ne.jp 電話090-1965-7102)
    までご注文下さい。

〈注4〉【4】‐④の行動について
 各地での連帯集会を企画される場合には、できるだけ9月6日開催を避け、
 大阪大集会への参加の道も残していただけるよう希望しています。
                                       (8月16日)



■■「放射線副読本」について想う■■

学校から子どもが文科省発行の「放射線副読本」を持って帰ってきました。
放射線副読本は環境省の「風評払拭リスクコミュニケーション強化戦略」を
もとに作られたものです。

この本については既に様々な方が矛盾点や疑問点を取り上げたり論じたり
されていましたが、知識が浅い者にとっては難しいものでした。
私たちの作業は、「何か読んでいてモヤモヤする」からはじまり、
何故モヤモヤするのか放射線副読本を読み解きながら、同時に
ここから何を学ぶかを考えました。

読み進めながら憤りを感じたり納得いかなかったりと、それはどこか、
危険性が隠されて進められているようにも感じました。

そこには嘘は書いていないけど真実も書かない。放射能は身の回りに存在し、
役に立つもの。もう過去は忘れ、未来に向かって行きましょうというカラクリ
がありました。そのカラクリは原発事故がおこり、放射能が飛散したことで
いのちをかけて故郷から離れる選択をした人、あるいは残ることを選択した人、
そこに住んでいなくても不安や疑問を持っている人、それぞれの立場が
置き去りにされ、当事者が置き去りにされることは、何も言えなくなる状況、
思考を止める状況に追いやられていく危機感にも似ていました。

だからわたし達はまず当事者のモヤモヤの元に立ち帰り、事実はどうなのか、
声にならないこえは何なのかを繋ぐこと、言語化し、対話にするきっかけを
つくり、まだ見えてない声やニーズを見える化することで動き出す機会、
そのチカラにしようと辿りつきました。

国への批判だけではなくて、私たちがまだ手にしていない、対話や
コミュニケーションにより生まれる新しい未来をともに作れるツールに
なればと願っています。
(滋賀 西村静恵)


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老朽原発うごかすな!ニュース (第8号)2020.08.15

2020-08-13 20:18:35 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
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■ 9月6日を「老朽原発うごかすな」の日に ■

苦悩に満ちた、しかし充実した討論でまとめられた。
8月8日、第6回「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会が、
34名の参加をもって開催された。うち3名は福井からZOOMでの参加だった。

今回の実行委員会の主な議題は、9月6日の大集会の開催の是非を議論し
判断を下すことにあった。
できるだけ多くの方に、思いや意見を聴き、議論を深め、決断をしようと
司会者から提起があり、参加者それぞれの立場から、現状や思いが発言された。

医療現場で働く人からは、切実な労働状況と医療体制の貧困さが報告された。
また、公務など多くの人と接する労働者で組織される労組団体も、
組織として動員をかけるのは難しいと苦悩を吐露された。

一方、コロナ禍においても、自粛と「Go To」を同時進行させる無策をはじめ、
「三密」の極みともいえる老朽原発再稼働のための工事は着々と進めている政府
に対して、黙っていることはできない。9月にも老朽原発再稼働工事が終了し、
原発立地自治体で老朽原発再稼働の議論が始まるこの時期に、
「老朽原発うごかすな」の意思を見せよう。今、コロナ禍において
ほとんどの集会やイベントが規制される中で、この大集会は
全国から注目されている。
最善を尽くし「よくやった!」と言われるような集会をやろう。等々。

結論として、
●人数にはこだわらず集会を開催する 
●自主参加で、お互いの決断を理解しあう。 
●大阪に結集できなくとも各地で統一行動を追求する
●声明文を出し広める 
●申入れハガキを送る 
●WEBを利用して「老朽原発うごかすな!」を広める 
●有志による御堂筋スタンディングに連帯する 
などが確認された。

長く、熱い議論の後、誰からともなく拍手が沸き起こった。
この間、「老朽原発うごかすな!」を合言葉に広がった連帯・共闘を
強く感じる会議であった。
(若狭の原発を考える会  橋田秀美)


■7月27日 老朽原発廃炉名古屋訴訟■

新型コロナの影響で、法廷に入る人数が大幅に制限される中、
沢山の支援者の方々が傍聴応援に駆けつけてくださいました。
京都、福井からもご参加いただき、皆様の心意気に大変励まされました。

この日は、今年4月に裁判官一人の交替があり、主張してきた重要な問題
について、裁判官にしっかり理解していただくよう弁論更新です。
高浜・美浜両法廷でそれぞれ50分近い時間を使い、
原子炉容器の中性子照射脆化、地震動評価と耐震安全性、電気ケーブルの
劣化についてと、原規委の秘密会議事件、原発関連新聞記事について陳述でした。

その中で特に、原規委の秘密会議事件は、主張全体を通してみたときに、
如何にその審査が杜撰で偽りに満ちているかを察することができるものでした。
これは、関電3原発(大飯・高浜・美浜)の火山灰対策が過小評価だったこと
を認めざるを得なくなった規制委が、公開会議である委員会の前に
「非公開・議事録なし、配布資料廃棄」という秘密会議をおこない、
関電への対応について2案から1案に絞る意思決定をしていたのです。

ここで規制委は、基準不適合状態にあるとしては対応せず、関電に
報告徴収をしてから基準適合性の判断をする「時間稼ぎ」の案を採用したのです。

これは、原規委設置法第1条で「その委員長及び委員が専門的知見に基づき
中立公正な立場で独立して職権を行使する原子力規制委員会を設置し」とする
規定に違反しているため、認可の取消事由となるという主張です。

しかし、そもそも取り消し事由云々以前に、原規委の審査の信頼性が
大きく揺らぐ事件であることを裁判官に強く印象付ける狙いもありました。
これは、原子炉の中性子照射脆化の審査で原データすら確認しない、
必要な加振試験も認可後に後回し、火山灰の想定が過小評価であることを
示す文献を見過ごす等々、すべてに通じることだからです。

私たちは、裁判官に「専門家のいうことだから大丈夫」と言わせないように
運動を盛り上げていかなければならないと思いました。
(老朽原発40年廃炉訴訟 市民の会 草地妙子)


■■ 「9・6大集会」の成功へ ■■
■9.6実行委と奈良実行委が、奈良の10団体に要請と交流■


7月31日、「9・6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会を
代表して、中嶌哲演さん、木原壯林さんら4名が奈良に来ていただき、終日、
「原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会」と共に、大集会成功の要請と
交流がおこなわれました。 

最初に、奈良県教育会館において、松本俊一共同代表の挨拶のあと、
木原壯林さんから奈労連、新日本婦人の会、年金者組合者、平和委員会の代表に
「老朽原発の危険性」、大集会の意義、取り組みの経過などが詳しく語られた。

続いて、4名と奈良実行委員会の計11名は、「脱原発をめざす奈良県議会議員連盟」
(超党派18名)と県庁で交流。山本進章議連会長(現奈良県議会議長)をはじめ
7名の県会議員のご参加を頂き、阪口幹事長の司会で山本会長、乾副議長および
哲演さんの挨拶、太田幹事の議連取り組み報告、木原さんの「老朽原発うごかすな!」
取り組みの報告に続いて活発な報告が相次ぎ非常に有意義な交流が出来ました。
参加者一同「老朽原発うごかすな!」の意思を固め記念撮影(下写真)。

午後は車に分乗して、以下を順次訪問・要請・交流をおこないました。
訪問先は、平和フォーラム、解放同盟、保険医協会、般若寺、コープ自然派。
コロナ禍の厳しい情勢のもと、十分な注意と創意工夫をして集会を成功させるべく、
哲演さん・木原さんらは各団体の実情や交流の経験も交えて熱心に訴えられました。

最後に般若寺を訪れ工藤良任住職から「原爆犠牲者追悼・平和の塔のつどい」の
お話を聴き、核廃絶を誓いながら午後5時に団体訪問を終了しました。

最後に、JR奈良駅近くで簡単な交流の場を持ち、参加者全員が
「中嶌哲演さんらに来ていただいて、奈良の各団体と
「老朽原発うごかすな!実行委員会」との交流など稔り多く、
奈良の取り組みに大きな刺激をいただき感謝しています」などと
口々に満足感溢れる感想を述べあいました。
(原発ゼロ・被災者支援奈 良のつどい実行委員会  溝川悠介)


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第8号』
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コロナウイルス の 対策について (9.6大集会)

2020-08-09 15:27:32 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
■■ 9月6日(日)老朽原発うごかすな!大集会inおおさか■■
■■■■■ コロナウイルスの対策について ■■■■■■■


《「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」の開催について》

・可能なコロナウイルス対策をとりつつ予定通り開催することに合意しました。
 ただし現状のコロナ禍の中参加のし方は各団体・個人の自主性と意思に任せ
 お互いに尊重することにしました。

・さまざまな形の行動意思表示があってそれらが広い裾野を形成し総体として
 「9・6老朽原発うごかすな!」の意思表示となるイメージです。

・なおうつぼ公園の集会はIWJによる中継をおこないます。
 詳細は下記をご覧ください。

《特別のお願い》

・発熱や風邪のような症状のある方体調不良の方は参加をお控えください。
・マスク着用をお願いします。咳エチケットの励行をお願いします。
・消毒液を用意しますので手指の消毒にお使いください。
 会場近くに手洗いのできる水道もあります。
・遠方から参加の場合貸切バス公共交通機関自家用車などの選択は
 各団体個人でご判断ください。

《取り組みの内容について》

・主要な取り組みは◆うつぼ公園での集会 と◆集会後の御堂筋デモ ですが
これに連帯する「御堂筋歩道でのスタンディングアピール」が有志によって
 呼びかけられています。
・今後もコロナウイルス感染を避けるために様々な工夫を続けます。

┌───────────────────────────
◆うつぼ公園での集会(13:00~14:30)
└───────────────────────────

・うつぼ公園は元飛行場で、東西の長さは1kmあり
 全体では1万人も2万人も収容できます。
 その上メイン会場の周辺には樹木の木陰があるスペースが広くあり
 人との間隔をとることが可能です。
・周辺の木陰に分散して参加いただいてもスピーチなどが十分に聞こえる
 音響を用意します。
・メイン会場近くには2か所のトイレがあります。
 手洗いの徹底にご協力ください。
・熱中症にもご注意ください。メイン会場の周辺には飲み物の
 自販機が多数あります。

┌───────────────────────────
◆集会後の御堂筋デモ(14:30~16:30)
└───────────────────────────

・デモは遠方から参加のグループを先頭にして大阪の各団体が最後になります。
・あまり詰めすぎずに人と人との間隔に留意ください。
・マスク着用は厳守してください。
・デモ中のコールはマイクだけにするかどうか検討中です。

┌───────────────────────────
[有志による呼びかけ]
 0906老朽原発うごかすな★御堂筋スタンディングアピール
└───────────────────────────

・「いらんわ原発!有志」が呼びかけています。
  時間はだいたい15:00~17:00くらい。
・うつぼ公園での集会や御堂筋デモに参加されない場合
 こちらに参加いただけます。
・アピールゾーンは御堂筋デモが通過する下記の場所です。
 デモ激励もできます。
心斎橋交差点~道頓堀の御堂筋東側歩道……地下鉄最寄り駅は「心斎橋」

●IWJの中継について


IWJは会員制で運営されていますが
非会員の方も、登録不要、無料でリアルタイムの
実況中継=動画配信(生配信)を見ることができます。
事後視聴もできます。

●「9.6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」は、
IWJのエリアチャンネル1で中継されます。
視聴する → コチラ

★紙版の『コロナウイルスの対策について』
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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老朽原発うごかすな!ニュース (第7号)2020.07.31

2020-08-02 11:11:36 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
賛同いただいた団体・個人 → コチラ
「9.6大集会」チラシは→ コチラ
『要請はがき』は → コチラ

■■コロナ禍での避難は無理■■
■ 高浜・大飯・美浜原発 差し止め仮処分 ■

  第1回審尋 7.21

新型コロナ仮処分第1回審尋が7月21日に大阪地方裁判所で開かれた。


申立人らによる入廷行進

審尋に先立ち地裁前で申立人や弁護団、支援者らによる集会がおこなわれた。

今回の仮処分はコロナ禍で原発事故が起きたら避難することが出来ず、
人格権が侵害されることを申し立てたものである。
申立人は福井県、京都府、大阪府、兵庫県に住む6人で、
弁護団は、河合、井戸、海渡、加納、大河弁護士である。

集会で河合弁護団長は、「わかりやすい裁判で、裁判所がどう判断するか
注目している。国より先にコロナ禍での原発事故について取り上げた。
国は慌ててコロナ感染症下の原子力災害時での防護措置の考え方について示した。」
と語り、

申立人の一人は、「福島原発事故のストレスでものが言えなかった子どもが
やっと言えるようになってきている。これ以上子どもにストレスをかけさせたくない。」と申立人になった理由を述べ、

もう一人の申立人は、「関電の答弁書は、事故は起こらないから避難する必要は
ないという安全神話の復活と原子力災害対策特別措置法を軽視する、傲慢で
謙虚さのかけらもないひどい答弁」と訴えた。

審尋の最初に、裁判長から申立人に裁判の争点について質問があり、
河合代理人は、従来の原発裁判と違い、コロナ禍では事故時避難できず
放射能被害による人格権侵害であると答えた。

申立人から申立書の補充を出すことと、答弁書の反論を8月末までにしたい、
また福島事故で避難している申立人の陳述をしたいと要望したところ、
債務者(関電)から避難者の陳述は必要ないと拒否の意見が述べられた。

裁判所は対応について協議し、申立人の5分間の陳述を認めた。
そして、次回審尋日を9月14日、11時からと述べて終了した。
(申立人 石地 優)


■■第4回 反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック 第4回総会■■
 ■ コロナ禍の中で、熱気ある講演と討論  ■


大阪府高槻市現代劇場文化ホールにて反原発自治体議員・市民連盟関西ブロックの
第四回総会と記念講演が開かれ、昨年を上回る73名の方が参加され盛会となりました。

新型コロナウイルスの感染予防のため、広い会場を借りて椅子と椅子の間隔を
空けるなどの対策をしての総会開催でした。また、各地からの報告は
動画メッセージも多く、コロナ時代の新しい集会の在り方が垣間見えました。

井戸謙一弁護士の記念講演は「原発を巡るせめぎあいの現段階」という演題で、
日本の原発の現状、訴訟の動き、被ばくをめぐる問題についてわかりやすく
解説されました。「コロナではマスクをしないと非難されるが、
被ばく問題ではマスクをすると風評被害をあおると攻撃された。
この違いは何に由来するか」という問題提起は、放射能(原発)に対する
この国の考え方がよく表れていると思いました。


講演する井戸謙一さん(20.07.23)

木原壮林さんの講演「危険すぎる老朽原発」も、長期間運転した原発の
危険性を具体的な例を挙げながらわかりやすく説明されました。

講演後の質疑応答で「老朽原発を止めていれば2049年には原発が
すべて止まる」という表現に対して、1日でも早く原発を
止めなければならないのに、そんな悠長な表現はいかがなものか、
など参加者からの厳しい指摘もあり、原発に対する市民の不信と怒りを
感じました。また、自治体での関電からPPS(新電力会社)への
乗り換えについては、市民から「新電力会社の内情を調査して、
環境に配慮した電気なのかをよく調べる必要がある」という指摘もあり、
地球規模の環境汚染や、気候変動に対する危機感の大きさを感じました。

原発を止めるという意味は、単に原発を止めれば済むという問題ではなく、
私たちが健康で安心して暮らせるための必要条件であり、未来を私たちの
手の中に戻すための重要な手段なのだ、とあらためて感じた総会でした。
(滋賀県 高島市議 是永 宙)


■■ 「原発やめよ」の大運動を ■■
■ 再度しっかり手を繋ぎ がんばろう■


4機メルトダウンという東電福島原発事故から間もなく10年が経つ。
ふるさと・住まい・職業・くらしが壊され、家族ばらばらで避難の方々が
まだ約4万人おられる。コロナ禍もあるが原発事故による惨状は殆ど
報道されなくなった。だがこの間再稼働された原発が9基、その上
40年経過・老朽原発の稼働準備まで進む。

そのため「原発なくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」は、
毎月11日をイレブンアクションとして設定、事故の惨状を風化させない行動を
続け、神戸と姫路の関電前金曜行動へも参加している。

訴えの例は、再稼働が集中する狭湾で福島事故規模が発生するとどうなるか、
関電はなぜ原発にしがみつくのか、フクシマ現地の現状、そして
原発依存をなくすための野党共同提案「原発ゼロ基本法案」実現など。

神戸大丸前では、原発問題の宣伝は珍しいのか関心は大きく宣伝物を読む人は多い。
ただ専門的な分野でもあり弁士や語り部を増やす必要があり、そのため
「恒常講座」を開き勉強を広げている。

小中校に経産省が「放射線副読本」を無償配布した問題、
伊方原発稼働停止判決の意義、篠山市による安定ヨウ素剤の全市民配布、
地産地消エネ発電の発展状況などである。
これらの内容は「原発情報通信」として広めている。

フクシマ事故直後に高揚した「原発やめよ」の大きな運動を、事故10年の今日、
再度様々な運動体がしっかり手をつなぎ頑張る必要があり、当面
「9・6老朽原発うごかすな!集会」成功へ全力つくす。
(原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会  速水二郎)


■大阪地検前で、関電原発マネー不正還流告発を直ちに受理せよと抗議(7.27)■



★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第7号』
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老朽原発うごかすな!ニュース (第6号)2020.07.15

2020-07-14 15:33:48 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
賛同いただいた団体・個人 → コチラ
「9.6大集会」チラシは→ コチラ
『要請はがき』は → コチラ

■9・6集会、会場決まる!■
「9・6老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」の会場が、
うつぼ(靭)公園に決まりました(下図)。



■■原発なくそう・老朽原発うごかすな■■
■新型コロナでも「たたかう」「新しい運動のかたち」を討論■


原発ゼロの会・大阪は月に1回のペースで事務局会議、
およそ2~3カ月に1回のペースで運営委員会をおこなっています。

老朽原発は新型コロナ感染拡大のさなかでも、再稼働への動きを止めません。
6月18日の事務局会議、6月25日の運営委員会では
「火急の取り組み」が、「新型コロナだから延期」とか、
「新型コロナだから中止」とかではあかんという問題意識から
「新型コロナ時代の運動のありかた」で盛り上がり、
今後取り組みの中で必ず検証していこうと決定しました。

世の中では「リモートワーク」とか「WEB通信」とかでIT関連会社が
空前の利益を上げているそうですが、WEBでの学習会などの取り組みを
広げる一方で「取り残される人がいないように」という点をいかにカバーしていくか?

また、「みんなで連帯できた!という実感」をどう得ることができるか。

デモンストレーションとして社会にどう発信するのか?。

この4点で意見交換を積極におこない、以下の挑戦課題を実験的に実施する
ことにしました。
①早速、原発ゼロの会・大阪学習会
 (8月22日予定 講師:今中哲二さん/京都大学複合原子力科学研究所)で
 初のWEB配信講義に挑戦する。ITが苦手な人、アクセスできない人のために、
 メイン会場は開放して普通の講演会をおこなう。
 必要があればメイン会場以外の地域会場を設けてそこからアクセスし、
 近隣の人が集まって視聴する。
②ソーシャルディスタンス+集会=人間の鎖のソーシャルディスタンス型。
 各地で小集会ののち、時間を決めてメインストリート(御堂筋など)に
 1メートル間隔で並び、みんなでアピール。

福島原発事故10年そして老朽原発問題、関電問題に取り組む今年度、
大規模感染症時代に対応した、新しい行動様式に挑戦中です。   
(原発ゼロの会・大阪 /庄司 修)
                       

■6月25日 関電株主総会に抗議行動■
~企業倫理が地に落ちた関西電力~


去る6月25日(木)大阪南港ATCホールにおいて、関西電力の株主総会が
開かれました。50人が抗議行動に参加。
「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」実行委員会もトレードセンター駅改札前
および株主総会ホール前で抗議行動をおこないました。

関電は、昨年9月、私たちの支払った電気料金で支払われた工事費が関電幹部に還流。
役員報酬減額と引き換えに、2度にわたる電気料金値上げを実施したその翌年、
職員には給与をカットしたままで退任役員にその減額分を補填していたことが発覚。
引責辞任した役員に対し、執務室・秘書・送迎車を与えるなど、私たちの支払った
電気料金が不正に使われる事件が次々と明らかになり、市民3371名が
第1次、第2次と大阪地方検察庁に告発しました。
金にまみれ企業倫理が地に落ちた関電に、危険な老朽原発をうごかせる能力も資格も
ないのは明らかです。 

福島原発事故は、人の営みを根こそぎ奪い去ることを、尊い犠牲の上に教えました。
今でも避難された方は故郷を追われ、苦難の生活を強いられています。

それでも関電は、45年、44年、43年超え老朽原発・高浜1、2号機、
美浜3号機の再稼働を画策しています。老朽原発では、大量の放射線に
長時間曝された取り換えることができない圧力容器が脆化(ぜいか)し、
配管の減肉や腐食が進み、事故の確率は格段に高くなります。
全国に先駆けて関電が企てる老朽原発再稼働を許せば、全国の原発の
60年稼働への道を拓くことになります。何としても止めねばなりません。

「大飯原発運転差し止め」の判決をくだした樋口英明元裁判長は、
「原発を止めるのは、首相や立地自治体の首長に原発を断念させること、
裁判で原発を差し止めること」、そして「最も大切なのは市民一人ひとりの行動」と
話されています。安倍政権や関電の原発60年運転の野望を打ち砕くために、
コロナで委縮せず、1万人の総結集により「9・6老朽原発うごかすな!大集会
in おおさか」を成功させましょう!
(若狭の原発を考える会  木戸恵子)


■7・21 運転差し止め仮処分裁判に集まろう■
人の命と尊厳より自らの利益を優先させる関電は、新型コロナウイルスの
危機の中でも、稼働中の原発を停止させないのみならず、
危険極まりない老朽原発の再稼働準備工事まで継続しています。

新型コロナウイルス蔓延の中で原発が重大事故を起したら、
集団避難のバスの中で、避難先での集団生活の中でウイルスの感染を
防ぐことは至難です。一方、原発内で感染が拡大すれば、原発の運転が
困難になるばかりでなく、検査も行き届かなくなり、原発の安全が
保たれなくなります。

このように考えた福井、大阪、兵庫、京都の6名は、5月18日、
「高浜1~4号機、大飯原発3・4号機、美浜3号機の運転差止仮処分」を
大阪地裁に申し立てました。

大阪地裁での第1回審尋は7月21日(火)13時30分からです。
13時に審尋前集会を地裁正門前で開き、入廷します。お集まりください。
(K)


■7・23 反原発自治体議員・市民連盟 講演会■

新型コロナ禍にあっても関西電力は、老朽原発3基(高浜1・2、美浜3)を
さらに動かそうとしています。老朽原発の危険性と関電の原発マネー還流を巡る
せめぎあいの現状についてお聞きします。

講演は「原発を巡るせめぎ合いの現段階」
(講師・井戸謙一弁護士/「関電の原発マネー不正還流を告発する会」代理人)、
「危険すぎる老朽原発」(講師・木原壯林さん/若狭の原発を考える会)
の2本建てです。

会場は高槻現代劇場文化ホール2階。資料代・500円。
一般の方も参加できます。
先着100名にさせていただきます。

★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第6号』
 ダウンロードは → コチラ

「9.6大集会」チラシは→ コチラ

facebookイベントページは
https://www.facebook.com/events/772341449839659/
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