◆私のデモ 体験記「3・20」(ニュース 41号)
◆「再稼働に同意しないで!」ハガキ を みんなで出そう
■■高浜町のみなさんと強く深い交流■■
■ 強固な連帯で廃炉に ■
11時30分、音海展望台には福井、滋賀、京都、兵庫、奈良、大阪などからの
大型バスや車が続々と到着、参加者は250名を超え、抗議の熱気で満ち満ちていた。
11時45分、デモ隊は出発、関電・高浜原発北ゲートへ。
林立したのぼり旗がたなびく大コールの抗議行動だった。
中嶌哲演さん、木原壯林さん、渡邊孝高浜町議が、老朽原発再稼動中止と
廃炉を求める申入書を読み上げ、関電に手渡したが、
厳重な警備体制をひいた関電はゲート内には一歩も入れなかった。
関西電力への申入れ(3月20日、高浜原発、北ゲート前)
急ぎ、バスや車で高浜町文化会館へ。
全国集会は14時に、400名の結集で始まった。
「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんは「春は山菜が旬、でも
10年たっても食べれない」と涙をこらえながらの怒りの告発、
「東海第二の再稼動を止める会」の披田信一郎さんは
再稼動を認めなかった3・18水戸地裁勝訴判決の報告をされた。
若狭湾地域6団体、京都北部4団体、滋賀北部の高島市議、計11の地元の闘いの報告は圧巻だった。
参加者全員で「老朽原発うごかすな!」のメッセージボードを力強く掲げ、
3労働団体からのアピール後、閉会となった。
15時40分、デモは文化会館を出発、長い長い隊列で町内を歩いた。
自宅前で涙をぬぐいながら頭を下げられる方など、今回も胸が熱くなる出会いが
たくさんあり、参加者と高浜町のみなさんと強く深い交流ができたのではと思う。
昨年前半はコロナで集会を開けなかったが、
1600人参加の9・6大集会(大阪市)、
関電本店から美浜町の関電原子力事業本部までのリレーデモ、
美浜町議会や高浜町議会の傍聴行動、
今年1・24関電本店前集会やデモ、合間を縫っての若狭地域でのチラシ配布など、
時間をかけた闘い、そしてこの「老朽原発うごかすな!ニュース」が、
闘う皆さんをつなぎ、再稼動ストップにつながっているのだと思う。
関係者の皆さんに心から感謝するとともに、引き続き、強固な連帯で廃炉に!と、
あらためて決意した一日だった。
(反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック 二木洋子)
■■連帯の繋がりを実感■■
■私たちの役割とその責任は小さくない■
3月20日におこなわれた高浜全国集会の当日、天気予報は午後から雨とのこと。
人は集まるだろうか?と少し不安な気持ちで会場へと向かいました。
高浜町文化会館につくと、駐車場には沢山の車と大型バス。そして人々が
会場内へと流れていきます。スタッフは駐車場の整理や受付で忙しそうな様子。
顔見知りの方がいても、お声がけは遠慮しておこう、という雰囲気。
この集会を開催するためにどれだけの準備を重ねてこられたのか。
その熱い思いに呼応し、共鳴し合う皆さんと一つ会場に集まることができ、
感謝の思いでいっぱいになりました。
集会では、福井県の現状報告や、井戸謙一弁護士のメッセージ、
直近で出された東海第二原発差し止め判決の報告、福島の現況、
被ばく労働の実態等のご発言と共に名古屋訴訟の報告をさせていただきました。
また、全国各地の様々な団体から、多くの挨拶やメッセージが寄せられ、
次々と紹介される中で連帯の繋がりを実感することができました。
<40年廃炉訴訟市民の会>の皆さん
集会後には、集まった400名でおこなう長蛇のデモ。
何とか写真におさめようとしましたが、全体を捉えることはできませんでした。
町内は車移動の人が多いのか、歩く人の姿はあまりありません。しかし、
窓を開けて様子を見守る方、玄関先に出て会釈される方などもあり、
きっと私たちの姿や声は高浜町民の皆さんの目や耳に届いているのだと感じました。
町内をデモ行進
心配した雨は最後まで持ちこたえ、若狭高浜駅で流れ解散となった後には、
背中を押す強い風が吹いていました。
今後の行動について前向きに思案する力が自然と湧いてきて、
「私たちの果たすべき役割とその責任は決して小さいものではない」と
勇気づけられた気がしました。これからも皆様と共に闘っていきます。
ありがとうございました。
(40年廃炉訴訟市民の会 草地妙子)
■■2日前の広島高裁決定にたじろがない■■
■ 原発を止める! 私たちは止まらない!■
寒くもなく、暑くもなくの天気の中、お馴染みの警察の検問に
「集会妨害をやめろ!」と1人シュプレヒコールをあげながら集合場所に
向かいました。まだ集合には早い時間でしたが、すでに20人くらいの
見たことのある人たちが集まっているところに合流しました。
現地集会に400人を超える人たちが集まっている事に、
「老朽原発動かすな」の運動の広がりと、アメーバデモを繰り返しおこなって
こられた関西の方々の粘り強さを実感しました。この集会直前の18日に、
昨年1月に広島高裁で出された伊方原発運転差し止め決定を覆す判断が
出されたところであり、消沈した気分でしたが一気にそんな気分は吹っ飛びました。
原発裁判は、どんなに原告や弁護士の方々が科学的で論理的な立証を積み上げても、
裁判官に矜恃と良心がなければ残念ながら負ける。その事を2回の運転差し止め
仮処分決定の取り消しによって痛感しています。
一度目の取り消し理由は「破局噴火による原発事故は確率が低いから社会通念上
認められている」というなんの根拠もない事ですし、今回の取り消し理由は
「裁判所には専門的なことはわからないから、原告が具体的に危険性を立証しろ」
という常軌を逸した判決でした。具体的にいつ大地震や津波が起きて、
どんな事故が起こるかなど立証できるはずがありません。
しかもこの決定を出した裁判官は3人のうち2人は運転差し止め決定を出した
裁判官です。もはやでたらめとしか言いようがありません。
今の社会通念が「脱原発」であることは疑う余地がありません。
また人類と核が共存できないことも明確です。一企業の利益のために人の命を
犠牲にすることは絶対に許すことはできません。
私たちは原発を止めるためにできることはすべてやる。しかしその結果に
一喜一憂するのではなく、街頭に立ち、現地に行き、声を上げ続ける。
反原発の闘いは民主主義を守る闘いでもあると思っています。
今回の集会に参加して、若狭の闘いに、伊方の闘いに、全国の原発現地の闘いに学び、
全ての原発をなくす闘いをさらに強化する決意を新たにしました。
「原発を止める!私たちは止まらない!」
(伊方から原発をなくす会 名出眞一)
高浜原発、北ゲート前で「老朽原発うごかすな」のコール
★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 42号』
ダウンロードは → コチラ
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◆「再稼働に同意しないで!」ハガキ を みんなで出そう
■■高浜町のみなさんと強く深い交流■■
■ 強固な連帯で廃炉に ■
11時30分、音海展望台には福井、滋賀、京都、兵庫、奈良、大阪などからの
大型バスや車が続々と到着、参加者は250名を超え、抗議の熱気で満ち満ちていた。
11時45分、デモ隊は出発、関電・高浜原発北ゲートへ。
林立したのぼり旗がたなびく大コールの抗議行動だった。
中嶌哲演さん、木原壯林さん、渡邊孝高浜町議が、老朽原発再稼動中止と
廃炉を求める申入書を読み上げ、関電に手渡したが、
厳重な警備体制をひいた関電はゲート内には一歩も入れなかった。
関西電力への申入れ(3月20日、高浜原発、北ゲート前)
急ぎ、バスや車で高浜町文化会館へ。
全国集会は14時に、400名の結集で始まった。
「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんは「春は山菜が旬、でも
10年たっても食べれない」と涙をこらえながらの怒りの告発、
「東海第二の再稼動を止める会」の披田信一郎さんは
再稼動を認めなかった3・18水戸地裁勝訴判決の報告をされた。
若狭湾地域6団体、京都北部4団体、滋賀北部の高島市議、計11の地元の闘いの報告は圧巻だった。
参加者全員で「老朽原発うごかすな!」のメッセージボードを力強く掲げ、
3労働団体からのアピール後、閉会となった。
15時40分、デモは文化会館を出発、長い長い隊列で町内を歩いた。
自宅前で涙をぬぐいながら頭を下げられる方など、今回も胸が熱くなる出会いが
たくさんあり、参加者と高浜町のみなさんと強く深い交流ができたのではと思う。
昨年前半はコロナで集会を開けなかったが、
1600人参加の9・6大集会(大阪市)、
関電本店から美浜町の関電原子力事業本部までのリレーデモ、
美浜町議会や高浜町議会の傍聴行動、
今年1・24関電本店前集会やデモ、合間を縫っての若狭地域でのチラシ配布など、
時間をかけた闘い、そしてこの「老朽原発うごかすな!ニュース」が、
闘う皆さんをつなぎ、再稼動ストップにつながっているのだと思う。
関係者の皆さんに心から感謝するとともに、引き続き、強固な連帯で廃炉に!と、
あらためて決意した一日だった。
(反原発自治体議員・市民連盟関西ブロック 二木洋子)
■■連帯の繋がりを実感■■
■私たちの役割とその責任は小さくない■
3月20日におこなわれた高浜全国集会の当日、天気予報は午後から雨とのこと。
人は集まるだろうか?と少し不安な気持ちで会場へと向かいました。
高浜町文化会館につくと、駐車場には沢山の車と大型バス。そして人々が
会場内へと流れていきます。スタッフは駐車場の整理や受付で忙しそうな様子。
顔見知りの方がいても、お声がけは遠慮しておこう、という雰囲気。
この集会を開催するためにどれだけの準備を重ねてこられたのか。
その熱い思いに呼応し、共鳴し合う皆さんと一つ会場に集まることができ、
感謝の思いでいっぱいになりました。
集会では、福井県の現状報告や、井戸謙一弁護士のメッセージ、
直近で出された東海第二原発差し止め判決の報告、福島の現況、
被ばく労働の実態等のご発言と共に名古屋訴訟の報告をさせていただきました。
また、全国各地の様々な団体から、多くの挨拶やメッセージが寄せられ、
次々と紹介される中で連帯の繋がりを実感することができました。
<40年廃炉訴訟市民の会>の皆さん
集会後には、集まった400名でおこなう長蛇のデモ。
何とか写真におさめようとしましたが、全体を捉えることはできませんでした。
町内は車移動の人が多いのか、歩く人の姿はあまりありません。しかし、
窓を開けて様子を見守る方、玄関先に出て会釈される方などもあり、
きっと私たちの姿や声は高浜町民の皆さんの目や耳に届いているのだと感じました。
町内をデモ行進
心配した雨は最後まで持ちこたえ、若狭高浜駅で流れ解散となった後には、
背中を押す強い風が吹いていました。
今後の行動について前向きに思案する力が自然と湧いてきて、
「私たちの果たすべき役割とその責任は決して小さいものではない」と
勇気づけられた気がしました。これからも皆様と共に闘っていきます。
ありがとうございました。
(40年廃炉訴訟市民の会 草地妙子)
■■2日前の広島高裁決定にたじろがない■■
■ 原発を止める! 私たちは止まらない!■
寒くもなく、暑くもなくの天気の中、お馴染みの警察の検問に
「集会妨害をやめろ!」と1人シュプレヒコールをあげながら集合場所に
向かいました。まだ集合には早い時間でしたが、すでに20人くらいの
見たことのある人たちが集まっているところに合流しました。
現地集会に400人を超える人たちが集まっている事に、
「老朽原発動かすな」の運動の広がりと、アメーバデモを繰り返しおこなって
こられた関西の方々の粘り強さを実感しました。この集会直前の18日に、
昨年1月に広島高裁で出された伊方原発運転差し止め決定を覆す判断が
出されたところであり、消沈した気分でしたが一気にそんな気分は吹っ飛びました。
原発裁判は、どんなに原告や弁護士の方々が科学的で論理的な立証を積み上げても、
裁判官に矜恃と良心がなければ残念ながら負ける。その事を2回の運転差し止め
仮処分決定の取り消しによって痛感しています。
一度目の取り消し理由は「破局噴火による原発事故は確率が低いから社会通念上
認められている」というなんの根拠もない事ですし、今回の取り消し理由は
「裁判所には専門的なことはわからないから、原告が具体的に危険性を立証しろ」
という常軌を逸した判決でした。具体的にいつ大地震や津波が起きて、
どんな事故が起こるかなど立証できるはずがありません。
しかもこの決定を出した裁判官は3人のうち2人は運転差し止め決定を出した
裁判官です。もはやでたらめとしか言いようがありません。
今の社会通念が「脱原発」であることは疑う余地がありません。
また人類と核が共存できないことも明確です。一企業の利益のために人の命を
犠牲にすることは絶対に許すことはできません。
私たちは原発を止めるためにできることはすべてやる。しかしその結果に
一喜一憂するのではなく、街頭に立ち、現地に行き、声を上げ続ける。
反原発の闘いは民主主義を守る闘いでもあると思っています。
今回の集会に参加して、若狭の闘いに、伊方の闘いに、全国の原発現地の闘いに学び、
全ての原発をなくす闘いをさらに強化する決意を新たにしました。
「原発を止める!私たちは止まらない!」
(伊方から原発をなくす会 名出眞一)
高浜原発、北ゲート前で「老朽原発うごかすな」のコール
★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 42号』
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