「 マルセリーノ の 歌 」 と言う お話は ご存じでしょうか ・・・ 古い教会の前で 一人の赤子が捨てられていました。 その日が 「 聖マルセリーノの日 」 であったことから、赤子はマルセリーノ と 名付けられ、12人の修道士達によって 愛され、すくすくと成長して行きます。 5歳になった マルセリーノ は ある日 自分と同じ位の少年が 母親と仲良く遊んでいる姿を見かけ、 修道士達に尋ねますが、修道士達は 何も教えてはくれません。 そんなある日、マルセリーノは 二階の納戸で 十字架に磔にされたキリスト の像 を見つけます。 あまりに やせ細った姿に驚いたマルセリーノ は 修道士達に内緒で 食堂から パンと 葡萄酒を持ちだし 像に向かって お食べなさいと差し出します。 すると 像のキリストが 降りて来て マルセリーノからそれを受け取り、語りかけ、 「 マルセリーノ パンと 葡萄酒 」 と名付けます。 ある時、 マルセリーノ が いつものように パンと葡萄酒を 置いて 像と 話しかけていると ある時 像が マルセリーノ に 語りかけてきました。 「 お前は とてもいい子だから、お前の願いを 叶えてあげよう 」 ・・・ すると マルセリーノは 「 ・・・ 今すぐ お母さんに ・・ 逢いたい ・・・ 」 その様子を 覗き見ていた ひとりの修道士は キリストに抱かれて 光輝く姿 となっていったのです・・・。
12人の天使達を 繋いで モチーフを作っていると ふと そんな お話を思い出します。 「 雪 」 は そんな天使達の 目に見える 姿なのかもしれません ・・・