私がタティングレースに のめり込む前に 興味を持ってやっていた物は いろいろあるんですけど、マクラメ だったり ミサンガだったり、紐や 糸に関するものが多く、しかも 「 結ぶ 」 という事が どういうわけか根底にあった様に思います。 画像のものは いわゆる 「 花結び 」 と言われるもので、観れば 「 ああ、これか・・ 」 ってどこかで見かけた事がある方は 多いんじゃないでしょうか・・・ 中国結び も 良く知られていますけど・・ 「 几帳結び 」 「 釈迦結び 」 「 吉祥結び 」 「 琵琶結び 」 「 鳥の尾結び 」 「 双葉結び 」 ・・・ 結び方の名前だけでも、魅力的な感じ しませんかね・・ ( こうした 名前の付け方って 昔から なんとなく魅かれるんですよね・・ ) それぞれに 名前の由来があり、長い時代の歴史の重みのある 完成された 結び方の 素晴らしい技・・「 花結び 」 は貴族の衣装や調度品の装飾として使われ、日本独自の発達を遂げたもので、平安時代、上流女子の教養の一つとして広まり、足利時代には 茶人 や 香人の心得として、必ず習得しなければならないものとして知られていますよね・・茶道の 茶入れ袋に結ばれている 「 仕覆(しふく)結び 」 は茶道の作法ですよね・・・ 「 花結び 」 の技法は、高貴な身分の階級の秘伝とされてきた部分が多くて、一般的に その正しい技法が広まる事が無く、また 最近では 見かける事すら少なくなってしまい、ある意味では 消えゆく日本の伝統技法・・になりつつあるのかもしれません・・・・ 高貴な階級で親しまれ、難しい技法はなかなか 正しく習得する事が難しく、一般的に広まる事が少なかった 素晴らしい 技法・・・・ どことなく タティングレース と 共通する魅力・・感じませんかね・・・ 魅力を感じつつも、深く係わりあいの持つ機会の無かった私ですけど、共通する 「 結び 」 の タティングレースに 今のような係わり方が 出来ているのは ある意味で 幸せな事かもしれません・・・