あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

天 の 声 を聞いて 折る 

2014-07-15 23:19:30 | 日記
今日は 三島教室の夜間コースだったので ( 今 帰宅したばかり・・なんとか今日中に到着です ) 少し早めに 三島に行って、佐野美術館へ・・・ この佐野美術館は 落ち着いた純和風庭園を散策しながら 美術館まで いくという雰囲気で とっても落ち着く感じで 時々 行ってはいるんですけど、 土曜日から始まった 「 1枚の紙から生まれる 奇跡  吉澤 章  創作折り紙の世界 」 という展示会を 観たかったからなんです。  到着したのが 4時30分 日本庭園を抜けて 美術館の入り口に たどりついたのが 33分  入口には 「 閉館 」 の看板・・・・ 「 エ~ッ! 何だよォ~ 」 と思いながらも 受付の女性に 「 もう終りなんですか? 」 と聞いたら 入館は 4時30分まで、美術館は 5時までとの事・・・ そこはそれ イケメンスマイルで ニコッと笑顔で・・・ じゃなくて ・・・ 「 エ~! これを観たくて 静岡から わざわざ この為に来たんですよ~ 3分遅れたから 帰れって言うんですか! 」 っと激しい口調で ・・・言いはしませんけど、 まあ それに近い 柔らかい物腰の 紳士風に・・・ ( こんなに若い 紳士はいませんけど ) 「 5時までですけど、それでもよければ・・ 」 と 入館させてくれました・・・ 誰も 人が誰もいませんから 美術館独り占めで じっくり鑑賞して来ました。

吉澤 章 ( よしざわ あきら ) さんは ORIGMI を世界に広めた 創作折り紙作家で 平成17年に 93歳で 御逝去され、没後10年を記念しての特別展示会 と言う訳です・・  吉澤 章さんは 昭和30年に オランダのアムステルダム市立美術館で 初の海外個展を開催し、それが 紙を素材とした造形芸術を評価されて ヨーロッパ からアメリカ 世界へと伝えられて行ったという事で、実に表情豊かな表現で、動物 植物 昆虫 能面 実に広い分野のものを テーマに 取りあげて・・・ 想像以上に 素晴らしい・・・ アリ なんて 本当に 実物大で どうやって折ったんだろうと思う位 表情豊か・・ 「 おおお いいねえ この形・・なんとか タティングレースで 表現できないだろうか・・ 」 と じっくりにらめっこしながら 鑑賞してきました・・・ 吉澤氏 いわく 「 モデルを良く観察することによって、自然界の法則性 を知る事が大事であり、折り紙は 数学であり、ひいては 幾何学でもあり、科学そのものである。 さらに、作品は 情緒を伴い、折り紙は 祈りと同じである ・・・・ 」 という事だそうです・・・ 折り紙を タティングレースに置き換えて考えてみれば 紙と 糸との違いこそあれ 同じではないかな と 思いながら 鑑賞してきました・・・・ 9月28日 まで 開催してるとの事ですから・・・ また 観に行ってきましょうかね・・・・ 4時29分までに・・・・