2月22日(月)、いよいよ高砂市の3月定例議会が始まりました。10時~始まった定例議会では、早速登市長がこれまで市長として行ってきたこと、これから行おうとしていること、そして平成28年度予算(案)等について、約1時間の市政方針演説を行いました。
その後、急遽開催された【議会運営委員会】にて、当初は本日の内に報告される予定だった市役所庁舎の今後のこと(何処に建てるのか等)について、向う5年間の財政的な見通しである[中期財政計画]が3月10日頃に提出されるとのことで「それ以降の報告・質疑」という形に予定変更され、午後からは平成27年度の補正予算についての質疑に入りました。
その中で特に質疑が熱くなったのは、特別職(市長・副市長・議会議員等)の報酬についての妥当性についてだったのですが、下は兵庫県下の特別職の報酬状況です。
上の表の額は、現在の状況には間違いないのですが、基本的には人口が多い自治体程、首長の報酬は多いのが一般的です。ただ、最近は市長(首長)が何らかの理由で自らその報酬をカットする場合が多々あり、自治体規模に比例していない状況が出てきています。
この報酬には市場原理が働いていないだけに難しく、同じ仕事の様でも、人口が違うと市の収入が違い、市長・議員報酬にも差がついてきています。
近隣自治体の時系列は下の通り。
例えば、加古川市を見て頂くと、平成26年から27年に一気に下がっています。これは現市長の方針によるカットであると思われますし、また高砂市長は、平成23年までカットされていました。
特別職の報酬の妥当性について、高砂市の特別職の報酬等審議会で議論することになっており、ここでは「現状維持が妥当」との結論がでています。(ここには月給は含まれているが、ボーナスは審議対象に含まれておらず、議員のボーナスは職員さんのボーナスと同じく、0.1カ月アップが今回の議案として出されています)
市長・副市長、議会議員の報酬について、その妥当性を審議することは難しいことです。20代でこの報酬は一般的な会社員ではかなりの高額ではないでしょうか?しかし、もしそれなりの会社でそれなりの地位で働いている人であるならば、それ程高額ではなく、魅力的でもない様に思います。
その他、必要な経費、首長・議員としての「土日の過ごし方」「お付き合い」や「やり甲斐」等々、お金では量れないもろものの事などがあり、答えがあって無い様な感じがします。(ただ、そんな中では、適切な手続きを踏むことは確かに必要ではあると思います)
さあ、明日も朝10時~本会議質疑です。が、その前に、代表質問の事前通告作りに少し早い目に登庁します。