7月30日(火)出社後11時頃まで在社。その後市役所へ。市役所では昼食時に、渡り廊下付近でパン屋さんがパンを販売されていることが多いのですが、昨日はそれに加え「いなみ野メロン」↓の販売が行われておりました。美味しいとの評判を聞いたことがあるので購入(1,000円/個)。一番の食べ頃は2~3日後とのことですので、暫く待って食べたいと思っています。
午後は議員7名と議会事務局の方2名で播磨町議会主催の議会改革に関する研修会に参加。14時~17時過ぎまで、拓殖大学地方政治センターの中邨章氏(客員教授)、竹下譲氏(センター長)両名の講演と質疑を聴いて参りました。
竹下氏はかつて三重県にて教育長を務め、議会対応等の経験もあり、現在の日本の議会が如何に県民、市民、住民から理解しにくい運営になっているかを議会開会日からの流れにそって事例を挙げて示して頂き、「だからこうあるべきなんだ」との示唆に富んだお話を頂きました。
例えば、定例議会の議案(その定例議会で議決を必要とするテーマ)について、世間一般では定例議会開会日頃に議案が配布され、その数日後に定例議会が始まり、数日の審議、そして採決となります。
これではその時の議案についての市民の声や、現場の実態(反対意見を聴取する等)を確認する時間的余裕もない状況に陥り、より現実に即した議論が出来ない。
また【議会だより】にはその決まった結論のみが掲載されているが、大きなテーマについては、数か月前から判るはずで、【議会だより】には今後議会で議論をするテーマ等についても掲載すべきで、【議会だより】充実は重要なテーマ、とのお話もありました。
他には、高度成長時代から数年前まではインフラ整備等公共工事を政治家が決めて「してあげる」政治が主流であったが、今は時代が違うとの話になり、その事例で、図書館の話が出、「何でもかんでも作ったらいいという時代ではなくなっている。例えば学校の図書室。どれほど利用されているか?何故住民に開放しないのか?他にも空き教室が一杯あるはず。何故有効利用を考えないのか」と。
大いに、「我が意を得たり」との気持ちになりました。
[左が中邨氏、右が竹下氏]
また、中邨氏からも国際的視点から議会に対するお話があり、最後に「これからの議員象」として
①国や首長に立ち向かえる議員 ②外部思考の強い議員(外に目を向けて勉強の出来る議員) ③ITを駆使できる議員(「ITを使いこなせない議員は駆逐されます」と断言) ④勉強し自分の得意分野をもち議員間で一目置かれる議員 ⑤過去を振り返らない議員(昔のやり方に拘らない議員)
とのお話がありました。
非常に多くの示唆に富んだお話、議員になって約3年、やり方については「こういうもんなんだ」と思い込む所が多かった自分について、強く反省しないといけません。
現実を変えるのには色々なことがあるとは思いますが、「理想を見つつ、現実を離れず、一路向上すべし」です。