ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「銀河鉄道999」

2021-02-06 13:20:24 | Weblog
                    「銀河鉄道999」


監督・りんたろう
脚本・石森史郎
製作総指揮・今田智憲
音楽・青木望
原作・構成・松本零士
監修・市川崑
主題歌・ゴダイゴ『銀河鉄道999』

先日、Amazonの配信で、40年以上ぶりに、観てみました。

この作品が公開されたのが、1979年8月4日。
中学生だった私は、友達と連だって、映画館へ行った憶えがあります。
夏休みだったのかな。。
当時の田舎の映画館は、今のような「完全入れ替え制」ではなく、途中から入ってくるお客さんや、何回も観るお客さんもいたりして。。

たしか我々が入場したら、何とラストシーンのあたりで!
こりゃもうちょっと待って、最初から観ようということで、ロビーに出た(迷惑なマナー違反でスンマセン(+o+))のを憶えております。
その時にチラと中を見たのですが、お客さん、立ち見の方も大勢いて、999の人気のスゴさを垣間見たヒッキー少年でした。。


ストーリーとしては、機械伯爵の「人間狩り」で、母親を殺された主人公・星野哲郎が、その復讐のために、「自分も機械の体になろう」と、メーテルという謎の女性と共に、宇宙を走る「銀河鉄道999」に載って、機械伯爵がいる「時間城」を探して旅をする・・という感じです。

途中、土星の衛星「タイタン」で、トチローの母親から帽子とマントと、機械人間を倒せる唯一の銃である「コスモガン」を譲り受けます。

そして哲郎は宇宙海賊・クイーン・エメラルダスやキャプテン・ハーロックなどの援護も得て、トチローにも会い、機械城が、惑星ヘビーメルダーにあるトレーダー分岐点に現れることを知ります。


この「機械城」での復讐の戦いを終えた頃、哲郎の考えに変化が訪れます。
それまでは、「機械の体になれば、永遠の命を手に入れることができる」という認識だったのが、途中に999が停車した冥王星の氷の墓の一件や、この「時間城」での機械人間との戦いを経験して、
「機械の体なんていらない。限り有る命だから、人間はいいのだ。機械の体をタダでくれるという999の終着駅の星を、自分が叩き潰す」
という認識になります。。。

哲郎にとって、ひとつ気掛かりなのは、時間城での戦いに加勢してくれたアンタレスが遺した言葉「メーテルには気を許すな」でした。。。

そしてメーテルと共に、終着駅にやって来た哲郎は、たどり着いた駅の「惑星メーテル、機械化母星・メーテル」というアナウンスに愕然とします・・!

メーテル!君は・・・。

この作品のストーリー構成は、原作の漫画やTV版アニメとは、少なからず異なっているとのこと。

企画の段階で、「青春映画」にしたい、ということで、原作の哲郎の10才という年齢の設定を、本作では15才に変更したらしいです。

あと、確かに、原作やTV版アニメと比べて、哲郎がかなり「男前」に描かれているのに気が付きます。


ラストの別れのシーンは、40年ぶりに観ても、哀切で感動的です。
未来で私が現れても、哲郎にはそれが私とは判らないでしょうと・・。
「時をかける少女」'83年版のラストシーンと通ずる切なさがあります・・(T_T)

哲郎が、少年の日に別れを告げて「男」になるんですね。。
ラストにかぶる城達也さんのナレーションも、グッと来ます。

いま、万感の思いを込めて、汽笛が鳴る・・・。

エンドロールに流れる、ゴダイゴの「銀河鉄道999」も、希望と勇気を感じさせて、とても素敵です。


「古い夢は、置いてゆくがいい、再び始まる、ドラマのために。。。」

あの頃は、夢があったなぁ・・あぁ。。(T_T)




ヒッキー的満足度★★★★






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