画像 pds.exblog.jp「どついたるねん」
監督・脚本 阪本順治
30年以上前に観た本作を、10年程前に記事にしたのですが、とても好きな作品で、記事が埋もれていくのは残念なので、もう一度観て、10年前の記事をベースに、また紹介してみようと思います(^^♪
ボクサー現役時代は「浪速のロッキー」と呼ばれた赤井英和さんの初主演映画であります。
この映画は思い出深くて、劇場公開時には観なかったのですが、たしか就職して間もない頃、初めて買ったVHSのビデオデッキで、最初に見た映画だったと記憶しております。
ネタバレあります~・・。
ストーリー冒頭で、赤井英和さん演じるボクサー安達英志が世界タイトルの前哨戦のリングで、イーグル友田(大和田正春)にノックアウトされる。
意識不明。そのまま病院へ搬送され、開頭手術を受け、一命を取り留める。。。
奇跡的に殆んど後遺症は残らなかったが、頭に“爆弾”をかかえた安達は、二度とリングには上がれなくなった・・。
このあたりのストーリーは、赤井英和さんが実際にたどった道程に近いのではなかろうか(というかそのものか)と思われます。1985年2月5日に行われた“世界タイトルの前哨戦”。
対大和田正春戦で赤井さんは7ラウンドKO負けを喫したのですが、その際「急性硬膜下血腫」及び「脳挫傷」で意識不明の重体となります。
すぐに病院へ搬送されたのですが「搬送時生存率20%」だったとのことですから、まさに奇跡的に一命を取り留めたことになります。
映画では退院してからの、その後が描かれます。
画像 小諸橋マイルス@歌謡曲生活者on Twitter さんより
赤井さん演ずる安達英志は、それまで世話になったナショナル・ジムには何の恩返しもせず、自分のジムを作り、トレーナーに元日本ウェルター級チャンピオンだった左島(原田芳雄)を採用するのですが、その左島のアドバイスも聞かず、安達はあくまでも自分がやってきたような「ファイター型」の選手を作ることに固執しすぎ。。。という感じで物語が展開してゆきます。
すべては安達の復活劇へとつながってゆくのですが、赤井さん映画初主演とは思えない、イキのいい演技を見せてくれます(^^♪
ボクシングの興行権をめぐっての、美川憲一さんが演ずる北山という謎めいた男とのやり取りも、興味深いエピソードになっています。
原田芳雄さん演ずる元日本チャンピオンが、一歩引いてる感じで、渋くてカッコイイです(^0_0^)
カムバックを決めた後のロードワークのシーンは、音楽が流れるのですが、ホーンセクション(シンセ?)とドラムそれにベースがとてもカッコよくて、見ているこちらも心拍数が上がります(笑)まさに「ロッキー」と同じパターンなのですが、単細胞な私は、つい拳に力が入ってしまいます・・。
画像 小諸橋マイルス@歌謡曲生活者on Twitter さんより
この作品を魅力的な物にしているのは、ひとつはやはり赤井英和さんの存在感だと思うのですが、私的にすごく魅かれたのが、ナショナル・ジムのオーナー(麿赤児)の娘であり、安達の幼馴染である貴子(相楽晴子)のキャラクターです。
男まさりで気が強く、いつも安達とケンカばかりしているのだが、実は安達のことが好きで、心配でならない・・というキャラクターに相楽晴子さんがとってもハマっています(^^♪「当たり役」というのはこういう事を言うんじゃないか、と思うほど(^0_0^)この映画を見て俄然ファンになっちゃいました。
ベリー・キュートです(^^♪
何かのテレビ番組で見たのですが、現在は相楽さんは外国(ハワイかな?)に住んでらして、ほとんど映画とかには出演されていないとのことですが。。。
あと、気付いたのは、映像の色調が「やまぶき色」っぽいシーンが多い、とでもいうのか、とても暖かみがある色調の作品だなと、思いました(ファイトシーンは別として)。
画像 小諸橋マイルス@歌謡曲生活者on Twitter さんより
最初この作品を観てる途中は、阪本監督はいったいどうやってこのストーリーを締め括るのだろう?と、思って観ていましたが、ファイトシーンにも迫力があり、最後は、とても示唆的で、観る人それぞれに解釈は委ねられる、という感じになっています。。。相楽晴子さんがここでもイイんだな~(T_T)
エンドロールに原田芳雄さんが歌う「Don't Worry」という曲が流れます。作品の余韻を感じさせる、とてもカッコイイ曲です。この曲はオープニングの安達がまだ子供だった頃の映像にも、イントロがかぶるのですが、初めて観たあと、CDを買ったのを憶えております(^0_0^)歌詞の内容が、主人公の安達英志、ひいてはそれを演じた赤井英和さんに贈られているような感じがします。
映画で使われたものとは若干サイズやアレンジが違うのですが
原田芳雄「Don't Worry」
これを聴くと、映画の感動が蘇ります。。。
ヒッキー的満足度★★★★
あらすじは友人から聞いていたんですが、日本映画の底力を感じました~。
他のブロガーさんも、「40年以上も前に、このような映画を作った日本映画は、スゴいと思う」というようなコメントされてましたね~。
私もこのブログでまたレビューしたいと思っています(^0_0^)
「フィールド・オブ・ドリームス」なんかもそうで、2回目観たときはオープニングで涙がボロボロで(別に、泣ければそれが良い映画か?という意見もありますが)
ストーリーが判っているので、逆に感動が深い、という場合が、ありますね~(^0_0^)
「ブレードランナー」もそうですね~。
最初見たときは、まだ自分が中学生だったせいもあるんですが、よく解らない映画、という認識だったのですが、大人になってから何回も観ると、これはスゴい作品だな~と、思う訳であります。
そすると、その映画を撮った監督の、別の作品とかも観たくなりますね~。
「ブレードランナー」の映画パンフレットに監督リドリー・スコット、と書いてあったので、そこから遡って「エイリアン」を観たり、のちに「ブラック・レイン」「グラディエーター」「ブラックホークダウン」なんかを観たりするようになりましたね~(^0_0^)
好きな映画に出会えるのは、幸せなことだな~と、思いますね~(^^♪
こんにちは😃
>プロデビューして、12試合連続ノックアウト勝ちだったんですよ~(^^♪
それは凄い\(◎o◎)/❗
それで浪速のロッキーと
呼ばれるようになったんですね🎵
>原田知世バージョンの「時をかける少女」みたいに、公開当時劇場で観たときは、全然イイと思わなかったのに、30年後くらいに観直してみたら、えらく感動したような作品もありますからね~(^^♪
再び観て、以前には何とも思わなかったことが
随分経って観てみたら
感動してしまった🎵
観る、その時、その時で
感じ方、捉え方、気持ち
人生経験も相まって
映画のストーリーの奥行きが楽しめるように
なったのかもしれませんね😄🎵✨🌸
ヒッキーさんの純粋な一面ですね(*'ω'*)🌸
>「砂の器」「ロッキー」「ブレードランナー」「スティング」なんかは、何回観たか判んないくらい、観ましたね~。。。
ロッキーは別として、
他の作品は
観たような、観てないような…
忘れてしまってますね(笑)(^o^;
ヒッキーさんは、
ほんと映画好きなんですね〜😆🎵
>いやいや、ワタシもまったく書かなかった時期が4~5年あったりしますから、マイペースでやらせていただいてます~。。。(^0_0^)
ヒッキーさんも
全く書かなかった時期が、あったのですね😊🌸
理由は、ともかく
そういう時期も、ありますよね(^∇^)
まぁ基本ブログは、自分の書きたいこと
綴る場なので
何を綴っていくか、人それぞれ
だからね😆🎵✨🌸
私は、バラバラですけどね(^o^;
性格が表れている(笑)
まぁ、それはそれで(^_^.)
>浪速のロッキーなんですね
そうなんですよ~強かったんですよ~!!
プロデビューして、12試合連続ノックアウト勝ちだったんですよ~(^^♪
>恋愛要素も有りで
そう、相楽晴子さん演ずる貴子と、幼馴染なんですよ(^0_0^)終盤の試合直前に、安達と貴子が通天閣へ昇るシーンは、オジサンのワタシでも胸キュンものでした~(^^♪
>10年前と今
>同じ作品観ても、感じ方は違ってるだろうから
>10年も経てば内容忘れていたりするし😆
>そういうのもいいですね❗
そうなんですよ(^0_0^)
私くらいの年齢になると、今まで観た映画の中で、心に残る作品をもう一度観てみたくなりますね~。
新作ももちろん観たいのですが、過去に観た古い作品も、もう一度。。。って感じですね~(^0_0^)
原田知世バージョンの「時をかける少女」みたいに、公開当時劇場で観たときは、全然イイと思わなかったのに、30年後くらいに観直してみたら、えらく感動したような作品もありますからね~(^^♪
「砂の器」「ロッキー」「ブレードランナー」「スティング」なんかは、何回観たか判んないくらい、観ましたね~。。。
>それにしても10年前の記事って
>それも凄い❗
いやいや、ワタシもまったく書かなかった時期が4~5年あったりしますから、マイペースでやらせていただいてます~。。。(^0_0^)
こんばんは😃
浪速のロッキーなんですね😆🌸
恋愛要素も有りで(≧▽≦)
温かみのある映像の色調🎵
10年前と今
同じ作品観ても、感じ方は違ってるだろうから
10年も経てば内容忘れていたりするし😆
そういうのもいいですね❗
それにしても10年前の記事って😲
それも凄い❗
書き続けていることが素晴らしい😆🌸✨❗
私は、ブログ書き始めたのは
16年ぐらい前になるかなー
でも色々あって止めてるから
gooブログを、やり始めて
ちょうど1年経過😆🌸
マイペースで、やっていくのが
一番いいですよね🎵
>主人公はカンバックするのかな
4回戦で、後輩の清田さとる(大和武士)と戦うのですが、本文にも書いたとおり、結末は示唆的で、映画を見た人それぞれに解釈が委ねられる、といった感じです。
カッコイイ幕切れですけどね(^0_0^)
相楽晴子がイイんですよ!
機会があったら、是非観てみてください(^0_0^)