バイクと綴る物語 ~CRF250 RALLYと旅風景~

転職を機に二輪免許を取得。以後、バイクの魅力に取り憑かれ、毎週末はソロツーリングへ。旅先で出会った出来事を綴ります。

多摩川源流ツーリング 一之瀬高原

2013年05月19日 | XR250
今日のルート。

新青梅街道→県道44号(瑞穂富岡線)→青梅飯能線→R411(青梅街道)→大菩薩ライン→一之瀬高原→往復

しばらく前の天気予報では、今日(日曜)は雨の予報。
しかし、金曜に“晴れのち曇”に好転!
というワケで、張り切って金曜に出社したのですが…。

その前2週間で、良かれと思って努力してきたことがどこか踏み違たらしく、
結局社長が激怒(汗)。
月曜に事情説明という非常に気の重い週末になってしまった。

でも、家にいても自体は全く好転しないので、「まっ、いいか」と無理やり気を入れ替えていつもの「ひとりツーリング」に出発。
少し気乗りのしない部分もあり、いつもの相棒(XR250)が重たく感じる…。

でも、XRの鼓動が次第にワタシの鼓動に同化してくる(ような気がする…)。
ありがとう。相棒よ。俺もガンバルよ!

成木。いつもの青梅秩父線。エメラルドグリーンの新緑が、以前(GW中)に見た時よりももっと勢いを増している。
森の合間を縫って走る道。、たまにどこからか? 甘酸っぱい香りがする。山の斜面に目を向けると、一面に小さな花が群生している。
花の名前が何かわかれば、このブログがもっと面白いものになるのだろうが…。

いつもの(?)奥多摩湖駐車場に到着。
気温は22度。これほどバイクに適した季節はないでしょ…。
今日の駐車場は、まるでバイクの品評会のような賑わい。



※でも、そこにいるのは、私よりアニキ(先輩たち…、つまり深いオヤジ層)ばかりで、若い男子、ましてや女子なんぞ1%未満といったところ。
最近のオヤジ層が元気なのか? 若者は他のことに興味があるのか?????

バイクを一路一之瀬高原へ向ける。
そう言えば、いつもこの道(青梅街道/大菩薩ライン)はツーリングの移動用の道路としてだけ考えていたけど、実はスゴく快適な道なんだよね。

あまりに近くにいた女の子が、実はとんでもなくかわいかった…。そのことに気付く瞬間のような。







一之瀬高原へ入る。ここへの入り口は2箇所。オイラン淵を過ぎて直ぐに右折するか? もしくは、もっと甲州市側へ走ってSK落合キャンプ場を過ぎて右に曲がるか? ワタシは後者を選択。

実はこの道、以前XJR400を愛車としていたころ、秋に来たことがある道。路肩が崩落…、落ち葉で滑りやすい路面…。と、あまりいい印象を持っていなかったのだが、今の相棒(XR250)はむしろ水を得た魚のようにスイスイ切り込んでゆく。多少滑っても直ぐにリカバリー可能。

途中、「高橋(だっけか?)/犬切峠」とY字分岐が現れる。一度来たことがある道とは言え、完全に覚えているワケではない。ましてや今の相棒はオフを得意とするXR。敢えて、荒れた道を選択。

すると、直ぐにアスファルトははがれ始め、そして待望のダートが出現!





ダートは言え、民家(?)、別荘(?)らしき建物が散見される場所であり、意外と走りやすい、良いダート。

グングン高度を上げていくと、これが多摩川の源流なのだろうか?







透明度も高く、飲めそう(この上に民家などはなし!)。コーヒー飲みてー! と、思いながら、先ほどの奥多摩湖駐車場で買いだめしておいた缶コーヒーを飲む。
とにかく、水も空気もきれいだ。

まだまだダートは続くので、先へと進む。
普段は閉まっているであろうゲートが開いている。「祭関係者は通行可能」だと。まあ、取りあえず、ほぼ毎日が祭り気分なワタシは前進。






途中、林道交差点が現る。
地図にない道。どうやら隣の大ダル林道(ダート)とつなげるようだ。
とは言え、まだこんな感じ。



この道は一之瀬高原の道ともつながるらしい。


※現時点では、一之瀬林高原からの「大ダル林道入口」は閉鎖中。





先ほど、「祭関係者は通行可能」と表示があり、ここまで来たのだけど、とにかくひとりのため、「怒られたらどうしよう…」。とビビリな性格が、こころの8割を支配し始め、Uターンして一之瀬高原へ戻る。

一之瀬林道。全て舗装の、超走りやすい道。
※対向車や、ハイカーの皆様には気をつけてね!





もちろん、景色も絶景!





しばし、風の声、小鳥のさえずりしか聞こえない世界へ、この身を置いてみる。
大事なことは、自分が明日、社長へ事情を説明するとかではなく、この自然を守ってゆかなければならないこと…。だろうか? そうだろう。
仕事の失敗なんて、多摩川の水源の1滴にも満たないハズだ…。

相棒を、まるでスキーのスラロームをするがごとく、完璧に自分の支配下に置き(一応、ワタシはスキーが得意なのです…)、ワインディングを駆ける。

すると、現れるのが一之瀬川。しばらく、その水勢に耳を傾けていると、その生命力に引き込まれそうになる。







これが、多摩川の源流。自分も毎日世話になっている東京の水。
最初の一滴は、これほどまでに清らかなのだ。

どこであんなに汚れてしまうのかな?

予断かもしれないが、最近、会社に研修の新入社員がOJT研修にやってきた。
その目は光輝いている。ゼロスタートなので、失敗はない。全てが学び。

その輝きを、いつから失ってしまうのだろう…。

今のワタシは輝いているだろうか?
源流の最初の一滴の輝きを失ってはいないだろうか?

「多摩川の最初の一滴」と言われる場所は、いつものツーリングとちょっと違う味わいを感じた…。

我が家(東村山)から約2時間。
先ほども言ったけど、SK落合キャンプ場側から進入すると、道は少々荒れ気味。
オイラン淵側から進入すると、快適なワインディング。

くれぐれも、対向車車両には注意のこと