山田深夜さんの「ロンツーは終らない」です。
「バイクががんがん登場するか!」と思って読み進めましたが、
バイクはディテールの一部。
でも、〝一部〟とは言いましたが、とても良いスパイスになっています。
主人公が乗るバイクがHONDA GL1800だったり、物語終盤で登場する
人物がW650、W400に乗っていたり…。
そしてその描写が、著者が「バイク好き」ということを必然的に感じさ
せます。
さて、この物語のテーマは「父と息子の関係」。
「バイクの登場を期待…」すると少し違いますが、物語の展開がとても
丁寧であったり、描写もとても細かく、しかもスリリングな内容なので、
途中からバイクの存在が気にならなくなりました。
父と息子。私も経験ありますが、弱って行く父親を見ながら、未だに父
親を受け入れられない部分が無くはないかな。
この物語と自分をオーバーラップさせてしまったり…。
追われたり、時にケンカがあったり。そして登場人物がみんな何か「影」
を持っていたり。
とても男っぽく、「熱い」作品に出会えたと思います。
■タイトル:「ロンツーは終らない」(徳間書店)
■作者 :山田深夜
■ページ数:全 333ページ
■ 販売価格:1700円(税別)
「バイクががんがん登場するか!」と思って読み進めましたが、
バイクはディテールの一部。
でも、〝一部〟とは言いましたが、とても良いスパイスになっています。
主人公が乗るバイクがHONDA GL1800だったり、物語終盤で登場する
人物がW650、W400に乗っていたり…。
そしてその描写が、著者が「バイク好き」ということを必然的に感じさ
せます。
さて、この物語のテーマは「父と息子の関係」。
「バイクの登場を期待…」すると少し違いますが、物語の展開がとても
丁寧であったり、描写もとても細かく、しかもスリリングな内容なので、
途中からバイクの存在が気にならなくなりました。
父と息子。私も経験ありますが、弱って行く父親を見ながら、未だに父
親を受け入れられない部分が無くはないかな。
この物語と自分をオーバーラップさせてしまったり…。
追われたり、時にケンカがあったり。そして登場人物がみんな何か「影」
を持っていたり。
とても男っぽく、「熱い」作品に出会えたと思います。
■タイトル:「ロンツーは終らない」(徳間書店)
■作者 :山田深夜
■ページ数:全 333ページ
■ 販売価格:1700円(税別)
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