21年度第15回スルガカップ静岡県ユースリーグ Cリーグ第5節 200908.10(Mon) 10:07KO(40分ハーフ) 会場:三島南二日町人工芝G 観衆:50人(目測) | ||||
韮山高校 | 2 | 1-1 | 1 | 藤枝西高校 |
1-0 | ||||
得点者 10番 10番 | 時間 25分 28分 41分 | 得点者 11番 |
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≪韮山高校スタメン≫4-4-2
GK1
DF2、3、4、23
MF5、16(C)、18、10
FW11、9
韮山高・選手交代
38分 8(→16)
40分 17(→5)
≪藤枝西高校スタメン≫4-4-2
GK1
DF15、3、4、2
MF6、7、10、8
FW11、14
藤枝西高・選手交代
72分 9(→8)
アップが遅れてしまいましたが、月曜日の試合の模様を。
このスルガカップ静岡県ユースリーグは、JFA東海プリンスリーグの
県リーグに相当し、Aリーグ:8チーム、Bリーグ:12チーム、
Cリーグ:12チームに分けられ、それぞれ1回戦総当りのリーグ戦
となっている。A、B、Cのリーグ分けはそれぞれ1部、2部、3部相当と
見て良いようで、リーグ戦績によって上位リーグとの入替が行われる。
詳しくは(財)静岡県サッカー協会HPで
http://www.shizuoka-fa.com/high/wn_suruga15.html
ということで、この試合はCリーグなので3部相当に当たるわけだけど
参加チーム数を見てのとおり、このリーグは静岡県下の高校、クラブ
全てが参加しているわけではない。グラウンド確保や東西に長い静岡県内を
移動できる等、運営体力に「恵まれた」環境にあるチームのみが参加できて
いる状況ではないかと思われる。
本来なら社会人レベルの5支部リーグのように各支部ごとにリーグ戦を
行い、上位リーグに進出したら全県単位でリーグを行う方式にするのが
リーグのあるべき姿だと思うけど、グラウンド確保や各支部ごとに運営の
クオリティに差が出てしまうことを考えると現行の運営方式がベターだと
いう判断なのかもしれない。
またユースレベルは育成に主眼が置かれているわけだから全県レベルでの
試合を通して切磋琢磨した方が互いに刺激になって効果的という側面も
あるのだろう。
試合前、戦術ボードを使ってこの日の戦術を伝える韮山の監督(先生)。
昨年の日大三島との華試合のときも見させてもらったけど、こんな風に熱心に
指導してもらえる今の高校生は幸せだなあと思う。
昔も指導に熱心な方はいたけど、東部の公立校でここまでサッカーに
詳しく指導される方はいなかったと思う。
ちなみに韮山高校は昨年見た試合レポでも触れたけど、伊豆地区では有名な進学校。
オイラも昔憧れはしたけど頭が足りなくて行けませんでしたw
ここのサッカー部のトピックスといえば、今年のインターハイ
静岡県大会2回戦で藤枝東を延長の末2-1で破ったことだろう。
(その後3回戦、浜松開誠館に2-1で敗退)
その当時の主力であった3年生はインターハイ敗退後引退し
現在は1、2年生主体の新チームであるとのこと。
ユースリーグも序盤は3年生がいたため勝ち星を重ねられたけど
新チームになってから負けが込んでしまったとか。
はたしてこの試合では勝利が得られるか。
対する藤枝西は昔は女子高として知られていたけれど2000年に
校舎を移転してから男女共学になったとのこと。
移転により所在地が藤枝東高より東側になったのはちょっと
笑えない話ではあるけどサッカー部も男女共学以降創部されたと思われる。
試合は序盤はお互い様子見の感じで進んでいったけど15分、20分と
韮山がセットプレーや左からの攻撃でFW11番に合わせる形を作るけど
決めきれない。そうこうしている内に藤枝西が25分にスルーパスを
通し、受けた藤枝西FW11番が韮山ゴール右隅に蹴り込み藤枝西が先制する。
韮山 0-1 藤枝西
しかしそれから3分後の28分、韮山の右からの斜めのロングパスを
藤枝西DFがクリアミスで左サイドにいた韮山10番に通ってしまう。
韮山10番はそのままドリブルで突進。
相手GKの動きをよく見てゴールに流し込み同点に追いついた。
韮山 1-1 藤枝西
(画像をクリックすると拡大)
31分には韮山18番の左サイドを突くスルーパスを受けた
韮山10番のシュートは惜しくもサイドネット。
この10番の選手、どうやらエンジンが掛かってきたようだ。
チーム内でも最もスキルの高い選手のようで、どんなレベル・カテゴリーの
試合であれ、このような試合の中で光る選手を発見するのもまた
ローカルフットボールの醍醐味なんだよなと。
前半終了間際の38分、韮山はキャプテンマークを付けた16番が
接触プレーにより8番と交代。
右サイドで巧みなボールコントロールを披露した韮山5番もなかなか
足技を持った選手だったけど、この選手も終盤に削られて前半までの出場に。
09静岡県ユースリーグ 韮山高vs藤枝西高
1-1で折り返し後半が始まって直ぐの41分、韮山はPA前で
選手が倒されFKを獲得。キッカーは件の背番号10。
彼が蹴ったボールはゆっくりと弧を描きゴール左隅に吸い込まれ
韮山が逆転に成功する!
韮山 2-1 藤枝西
その後も韮山の攻勢は続く。
48分、49分、52分と度々韮山9番にラストパスが渡りシュートチャンスを
得るものの9番は決められず。でも9番はなかなか良い選手に見えましたけどね。
57分、藤枝西の反撃。FKからの混戦から中央に流れた零れ玉を
藤枝西選手がPA前に繋ぎPAやや右からシュートを放つも惜しくも
クロスバー直撃。
61分、韮山が逆転弾時と同じシチュエーションで得た韮山10番の
直接FKはGKがキャッチ。
64分、韮山9番のポストプレーのパスを受けた17番の突進はオフェンスファウル。
このあたりを境に韮山は攻め疲れたのか防戦一方になってくる。
韮山の守備はメンタル面の課題なのか、時折バックス任せの守備になるところが
見ていて危なっかしい(汗)
なお、韮山1年生選手は先に行われた1年生大会(県U16選手権と推察される)で
早々に敗退してしまったため全員坊主にしてきたとか(笑)
進学校とはいえ、その辺のけじめの付け方がやはり高校サッカーというか
「部活」らしいよなと。
67分、藤枝西のスローインから繋いで藤枝西7番のシュートはGK正面。
69分の藤枝西14番のシュートもGK正面。
73分、藤枝西のFKから藤枝西7番のシュートは枠の外。
GK正面のシュートが多くて助かった場面もあったが、藤枝西も
ちょっと焦ったような攻めが多かったのが少し残念だったかなとも。
韮山監督の激の効果もあったか、なんとか逃げ切りに成功。
スコアは2-1。
実はこのリーグ、韮山は今回第5節となっているが、これまで
8戦すでに消化しているようだ。おそらくグラウンド確保等諸々の事情が
あるためだろう。一緒に観ていて話を伺った方によると、ここまで
4勝4敗らしいので、これで1つ勝ち越しになったのだろうか。
この辺りの詳しい星取表はネットを検索しても探せない。残念。
1軍の公式戦が終わった後は、Bチーム同士による練習試合が始まった。
本戦のときも雨が降ったり止んだりしていたけど、こちらは試合開始と
同時に強い雨が。でもこういうときに人工芝で試合をするとドロドロに
ならなくていいですよね。やっぱり人工芝、最高です。
韮山高校、藤枝西高校の皆さん、良い試合を見せていただき、
ありがとうございました。
(2009.08.13追記)
HN「韮高OB」様よりコメント欄より以下の補足説明をいただきました。
>静岡県ユースリーグの最下部リーグ・Cリーグに参戦するには,まず,インターハイ後に行われる東部,中部,西部での各地域リーグで勝ち上がらなければなりません。ここで勝ち上がった各地区2校・計6校でのユースリーグ参入リーグ戦を行い,今年は2位までにに入らなければ,静岡県ユースリーグの最下部Cリーグに参戦できません。
>さらに,来年度以降は,B・Cリーグともチーム数を絞り,2年後にはB・Cとも10チームにするようです。昨年までは,Cリーグには参入リーグ戦の上位3位までが昇格できましたが,今年は2位までです。
(引用終わり)
韮高のような進学校がCリーグに参入し残留を続けるのも大変だという
ことが文面からも伝わってきますね・・・
韮高OB様、貴重な情報提供ありがとうございました
はじめまして。
随分昔のエントリーにコメントがついて、びっくりしました。
ご指摘の件ですが、平成21年度静岡県ユースリーグCリーグでは
清水西高校の名は無く藤枝西高校がエントリーされていますので、間違いないと思います。
ブログエントリー本文のリンクもまだ生きていますのでご確認ください。