「あるいは酒でいっぱいの海」
著者:筒井康隆
ちょいと参考までにつ
偽ついった~
今や「関西弁のおっちゃん」枠にハマった感があるが、時々もともとは作家だというのを忘れそうになる。
(今の人は「断筆宣言」なんて御存じなのだろうか?)
「初期ショートショート」とあるが、ナンセンスやちょっとシュールな作品たちが並ぶ。
~パロディやスラップスティックな笑いを得意とし、初期にはナンセンスなSF作品を多数発表。1970年代よりメタフィクションの手法を用いた前衛的な作品が増え、エンターテインメントや純文学といった境界を越える実験作を多数発表している。(Wikipediaより)
最初の方はサクサクと読めた(まさにショートショートが多かった事もある)が、
ちょっと長め(20~30ページ)の作品が集中する後半は結構ジックリと読まされた。
意外な作風が入り混じって現れるので、著者のイメージが若干変わった。
「満足度:○」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ