「平凡なんてありえない」
著者:原田宗典
「原田宗典」まとめページっ資料室(仮):「原田宗典」
コピーライター出の割にいとも簡単に商品名やらキャッチコピーやらを放ち(芸風だが)、初めてステレオに接した際には兄貴ぶって妹(↓)と、よく解らないままにジャズレコードを鑑賞したり、初期型と改良型のアメリカンクラッカーを比較しつつクラシックな昔に想いを馳せ…。
相変わらず自由奔放なエッセイテクニックを見せつつも…
後半に差し掛かる辺りから、著者の筆がまた新たな輝きを見せる。
一気に空気感が変わるのは155ページ…「お母さんごめんなさい」と付けられた章からである。
著者独特の自虐的かつノスタルジックなギャグを織り込みながら…
おそらくはある程度以上の年齢の読者なら胸を締め付けられるような郷愁と少しの後悔と近未来への妄想を掻き立てられるであろうエッセイ群は
これこそが著者の腕の片鱗であり、愛される理由なのだと痛感させられる。
実に見事である。
そして何より本作で特筆すべきは…実妹:原田マハによる解説である。
あの短い文章で著者:原田宗典の「妹でしか知りえない」魅力をコレデモカと詰め込んだ上になんとも切なくも暖かい読後感を残していく。
…まさにこの兄にしてこの妹あり、なのだと感心した次第。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
著者:原田宗典
「原田宗典」まとめページっ資料室(仮):「原田宗典」
コピーライター出の割にいとも簡単に商品名やらキャッチコピーやらを放ち(芸風だが)、初めてステレオに接した際には兄貴ぶって妹(↓)と、よく解らないままにジャズレコードを鑑賞したり、初期型と改良型のアメリカンクラッカーを比較しつつクラシックな昔に想いを馳せ…。
相変わらず自由奔放なエッセイテクニックを見せつつも…
後半に差し掛かる辺りから、著者の筆がまた新たな輝きを見せる。
一気に空気感が変わるのは155ページ…「お母さんごめんなさい」と付けられた章からである。
著者独特の自虐的かつノスタルジックなギャグを織り込みながら…
おそらくはある程度以上の年齢の読者なら胸を締め付けられるような郷愁と少しの後悔と近未来への妄想を掻き立てられるであろうエッセイ群は
これこそが著者の腕の片鱗であり、愛される理由なのだと痛感させられる。
実に見事である。
そして何より本作で特筆すべきは…実妹:原田マハによる解説である。
あの短い文章で著者:原田宗典の「妹でしか知りえない」魅力をコレデモカと詰め込んだ上になんとも切なくも暖かい読後感を残していく。
…まさにこの兄にしてこの妹あり、なのだと感心した次第。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
「プレミアムフライデー」
…ただでさえ影が薄い上に、東京じゃ失言暴言(本音)問題と都議選で頭の隅にすら存在していない模様。
…ただでさえ影が薄い上に、東京じゃ失言暴言(本音)問題と都議選で頭の隅にすら存在していない模様。
近所に住む親父の友人(遠い親戚でもある)が入院したので親父の代わりに見舞ってきた。
最近連れ合いを亡くした辺りも親父に似ているのだが…。
まだオレ(不肖の息子ではあるが)が近くにいるだけ良い、と言われた(入院関係無くかなり前から言われてはいる)。
ま、この数年は父母の為に生きているから、それはそれで本望だがな。
最近連れ合いを亡くした辺りも親父に似ているのだが…。
まだオレ(不肖の息子ではあるが)が近くにいるだけ良い、と言われた(入院関係無くかなり前から言われてはいる)。
ま、この数年は父母の為に生きているから、それはそれで本望だがな。