少々珍しいお寺をご紹介。
「臨済宗 鯨橋 瑞光寺」
↑画像が向かって右側に立っている鯨骨。下二枚が左手に立っているクジラの骨(角度がオカシイのは撮影カ所が違うから)。
↑画像にも写っているが、すぐに「くじら橋」こと「雪鯨橋」が見えて来る…おぉ…。
おおおぅ…。
劣化した骨は交換してるようで…。
阪急京都線「上新庄」駅から徒歩15分ほど。
元の職場のすぐ近くにこんな珍品があったとは…。
以下引用(Wikipediaより)
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雪鯨橋(せつげいきょう)は、大阪府大阪市東淀川区の瑞光寺境内の弘済池に架かる橋である。地元では「くじら橋」とも呼ばれる。
長さは約6m、幅は約3mの橋である。
欄干はクジラの骨で造られている。クジラの骨を使用して架けられている橋は日本でもここだけといわれ、また世界的にも例をみない珍しいものとなっている。
最初の橋は18世紀半ばに架けられた。古くは橋のすべての部分にクジラの骨が使用されていたといわれるが、天明(1780年代)の頃からは橋板は石造となったと伝えられている。
橋は老朽化に伴って何度か架け直されたが、1945年に太平洋戦争の戦災によって焼失した。
その後29年間橋は途絶えていたが、1974年に捕鯨地で橋ゆかりの地でもある和歌山県東牟婁郡太地町の協力を得て橋を復興した。
橋はその後、老朽化に伴い2006年11月に架け直された。
橋は浪速の名橋50選に選定されている。また日本百名橋の番外にも選定されている。
1756年(宝暦6年)に瑞光寺4代目住職・潭住知忍(たんじゅうちにん)が、南紀太地浦(現在の和歌山県太地町)に行脚した。
太地の村人は捕鯨で生計を立てていたが、折からの不漁のために食べるものにも困っている状況だった。
村の代表者が潭住に豊漁祈願を依頼したものの、潭住は「殺生は仏教の教えに背く」として一度は断った。
しかし村人の困っている様子を見て豊漁祈願に応じることにした。
潭住が祈願をはじめたところ豊漁となり、村の危機は解決した。
後日、村人は瑞光寺を訪問し、お礼として黄金30両とクジラの骨18本を寄進した。
潭住がクジラの供養のために、クジラの骨を使って橋を造ったことが、雪鯨橋の始まりとなった。