ハマウツボ科、Orobanchaceae、オンオニク(ニクジュヨウ)属、寄生植物、地中海沿岸地域原産、浜辺の湿地帯に生育、
学名:Cistanche phelypaea、
和名:キスタンシェ・フェリパエア、
英名:Tellow Boomrape、葡名:Cistanca、
2012年6月、2014年4月21日、2016年2月20日、5月31日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
塩田近くの泥地から顔を出す。
廃棄された漁船。
まるでアスパラガスの様な新芽だ。
キスタンシェ・フェリパエア Cistanche phelypaea でした。
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(GKZ植物事典より)キ(シ)スタンシェ・フェリパエアはハマウツボ科の多年草である。我が国各地に帰化状態にあり、要注意外来生物として指定されているヤセウツボ等 と同様に寄生植物である。主にアカザ科の植物の根に寄生する。草丈は概して 40㎝ 前後であるが、生育地の環境により草丈は変化する。本種は、概して、海辺 の砂壌地に自生する。寄生植物であるために葉緑素を欠き、葉も劣化して鱗片状に極めて小さい鱗片状と化している。茎は多肉質で汚白色~黄褐色となる。 3~5 月頃、茎頂に穂状花序を出し、鮮黄色で径 2㎝ 程度の鐘形花を多数つける。花冠は5裂し、各裂片は外方に反曲する。花冠の内側には短細毛が密生する。和名は学名の音読み。(GKZ植物事典より)