マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ~西アジア原産、1年草、
学名:Trifolium dubium、
和名:コメツブツメクサ(米粒詰草)、キバナツメクサ(黄花詰草)、コゴメツメクサ(小米詰草)、
英名:Lesser Trefoil、Suckling Clover、 Little Hop Clover、Lesser Hop Trefoil、
葡名:Trevinho、Trevo-amarelo-menor、
2016年6月16日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
トリフォリウム・デュビウム Trifolium dubium の花。花の直径は5ミリほど。花は、黄色の蝶々型が数個 ~ 20個集まる。受粉後も花弁が残る。
草丈は 10 センチほどで花茎を延ばし横に広がる。標高 1000 メートルほどの草地で確認。
葉は、3出複葉で、小葉の先がくぼむ。縁にぎざぎざがある。V字斑文はない。果実(豆果)は、枯れた花弁に包まれる。
シロツメクサに比べると、花の直径は3分の1ほど。和名は、シロツメクサに似ているが全体に小さいことに由来する。日本では 1930 年代に確認された帰化植物。トリフォリウム・デュビウム Trifolium dubium でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、米粒のように小さな花を見せるツメクサの意。属名は、ラテン語の treis(=三)と folium(=葉)の合成語からで、三小葉で構成されるため。種小名は、「不確実の」の意。
コメツブツメクサは、マメ科の 1 年草である。草丈は 20~40㎝ 程度。茎は直立または地上に広開する。全草ほとんど無毛。葉は 3 個の小葉から構成される。側小葉は無柄で、頂小葉は 2~5㎜ 程度の葉柄を持つ。3~7 月頃に、頂小葉の葉腋から花茎を出し、黄色い小形の蝶形花を球形から楕円柱状に開花させる。本種は、今日、北米、ニュージーランド、オーストラリア、アフリカ大陸、太平洋諸島等々では帰化状態にある。我が国へは、明治後期に渡来したと推測されている。今日の我が国では帰化状態にある。(GKZ植物事典より)