バラ科、Rosaceae、ワレモコウ(ポテリウム)属、サングイソルバ種、ヨーロッパ~温帯アジア、地中海沿岸地域原産、多年草、
学名:Poterium sanguisorba ssp sanguisorba、Sanguisorba minor、
和名:オランダワレモコウ(阿蘭陀吾亦紅)、サラダバーネット、
英名:Salad Burnet、Garden Burnet、葡名:Pimpinela、
2014年4月17日、2015年5月23日、2018年5月15日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年4月29日、2018年5月3日、2018年5月4日、10日、12日、コスタ・アズール地方で、2016年6月13日、ベイラ地方で撮影、
ポテリウム・サングイソルバ Poterium sanguisorba ssp sanguisorba の花。新鮮な若葉や茎はサラダなどで食べられる。
Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニンが多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
なんといってもこの花の特徴は、雄蕊が外に長く垂れ下がって、風に揺れていること。雄蕊が一本ずつ出始めたところ。
ポテリウム・サングイソルバ Poterium sanguisorba ssp sanguisorba でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、渡来植物であることを意味している。属名は、sanguis(=血)とsorbere(=吸収する)の合成語で、根を止血の民間薬として用いたため。種小名は「より小さい」の意。
オランダワレモコウは、我が国の園芸界では、英名のサラダバーネットの名で流通しているバラ科の多年草である。草丈は30~60㎝程度。葉は羽状複葉で、4~12対の小葉を持つ。小葉はほぼ円形で、縁には顕著な鋸歯を持つ。5~7月にかけて、茎頂並びに枝先に球状の花序を出す。花序の上部は雄花序で、赤紫色の雄蕊を出す。下部は雌花序で紫色の柱頭を出す。花は、踏まれたりすると芳香を放つ。新大陸への移民達はこのサラダバーネットを持ち込んだと言われ、北米には帰化状態にある。(GKZ植物事典より)