マツムシソウ科、Dipsacaceae、、マツムシソウ(スカビオサ)属、西ヨーロッパ原産の多年草、
学名:Scabiosa atropurpurea、
和名:セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)、
英名:Sweet Scabious、Sweet Scabious、Pincushion Flower、Mouning Bride、Egyptian Rose、
葡名:Escabiosa-dos-jardins、
2008年6月、2014年6月10日、2015年5月7日、23日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2009年6月13日、2014年7月28日、2015年5月5日、6月23日、8月19日、2016年1月15日、19日、2月1日、6月9日、2018年5月23日、コスタ・アズール地方で、2015年12月23日、アルガルベ地方で、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
アレンテージョ地方では道端や草むらの中に咲き、5月ごろから7月ごろまで花が楽しめる。
花色は淡いピンクから黒に近い赤まで変化に富む。草丈は1メートル程にもなり、いつも風に揺れていて、シャッターチャンスが難しい。
スカビオサ Scabiosa atropurpurea の葉と茎。
アレンテージョ地方の古代巨石遺跡に咲くスカビオサ。
スカビオサの果実。 6月中旬に撮影。
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(GKZ植物事典より)和名は、わが国在来種のマツムシソウと同じ仲間でもあり、花姿も似ており、渡来植物であることから。属名の Scabiosa は、「疥癬」を意味する。この属の植物が疥癬に薬効があるとして命名されているとのこと。種小名は「暗紫色」の意。
セイヨウマツムシソウは、わが国の園芸界では学名のスカビオサが流通名になっている。わが国で夏の終わり頃に高山帯で見かけるマツムシソウの 仲間である。花姿はとてもよく似ている。セイヨウマツムシソウの原種は、学名の示すとおり、暗紫色の花を見せていたという。しかし、品種改良により、現在 のような明るい色へと変化している。草丈は 60㎝ 程度で、頭状花序の花には芳香がある。茎は直立し、上部で分枝をする。葉は卵状披心形で、羽状に中から深裂し、茎に対生する。開花期は 6~9 月頃。(GKZ植物事典より)