The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

エルカ・ヴェシカリア Eruca vesicaria

2022-06-03 11:28:53 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、キバナスズシロ属、ヨーロッパ地中海沿岸原産の1年草、

学名:Eruca vesicaria、

和名:キバナスズシロ(黄花蘿蔔)、ルッコラ、

英名:Salad Rocket、Rucola、Rucoli、 Rugula、Colewort、Roquette、伊名:Rucola、

葡名:Mostarda-persa、Rúcula

2011年2月、2014年2月2日、7月31日、11月21日、2015年1月13日、27日、28日、4月29日、11月28日、2016年1月2日、2月16日、2020年3月15日、ポルトガル、アルガルヴェ地方、コスタ・アズール地方で撮影、

 

エルカ・ヴェシカリア Eruca vesicaria の花。花の直径は1cmほど。草丈は20~30cmほど。ゴマのような風味と多少の辛み・苦みがあり成長とともに苦みが強くなる。栄養素としてはカルシウム・鉄分・ビタミンCが豊富である。

 

花は春に咲き、クリーム色をしている。アブラナ科に特有の4花弁の十字型をしており、花弁には紫色の脈が入っていて、中央部は黄みがかっている。「キバナ」という和名にもかかわらず、花は白色ないし薄いクリーム色である。

 

主にサラダとして葉を生食する。ホウレンソウやオランダガラシなどと共にサラダに混ぜて使われる。おひたしや炒め物にも使われる。独特の辛み・苦みは加熱によって消える。種には強壮作用があるとされハーブティーに用いられる。塩田の畦道に咲く。

 

 

 

イタリアでは、焼きあがったピザに載せる具材としてごく一般的に用いられる。また、カルパッチョなどの肉料理やパスタにも向いている。ステーキ・ハンバーグや魚のムニエルなどの添え物としてもよく見られる。ザリガニといっしょにサンドイッチや巻き寿司などに使われることも多い。ほれ薬の効果があると信じられ、ローマ帝国の時代から栽培されてきたものの、大規模な生産は1990年代になるまで進んでいなかった。栽培地としてはイタリア北西部のヴェネト州が有名。(Wikipediaより)エルカ・ヴェシカリア Eruca vesicaria でした。  

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、葉がダイコンに似ていて、しかも花が淡黄色のためであるからとか。属名はラテン語の eruca(=キャベツ、カキネガラシ)を語源としているものと推測される。種小名は「小胞からなる、小嚢からなる」の意。亜種名は「栽培された」の意。

キバナスズシロはアブラナ科の一年草である。草丈は40~80㎝程度となる。葉には厚身があるが、形状はダイコンの葉に良く似ている。葉には、軽やかなゴマの香りがし、味は、ピリリとした辛味があり食欲をそそる。葉は、長い葉柄を持った楕円形であるが、縁部が全裂したり、不規則な波形になったり、荒い鋸歯を見せたりと個体差がある。2~4月頃、長い花茎を立ち上げ径1㎝程度で白色~クリーム色の4弁花をつける。花弁には、不規則な線状紋が入る。萼筒は紅紫色で、刺状の突起に覆われている。我が国ではロケットの名で親しまれているハーブの一種である。古代エジプト時代から地中海沿岸では栽培されていたというから、栽培の歴史は古い。ロケットと呼ばれるようになったのは16世紀頃からと言われている。 (GKZ植物事典より)

 

 

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