The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

トゥリブルス・テラストリス Tribulus terrestris

2022-06-25 10:23:24 | ポルトガルの野の花

ハマビシ科、Zygophyllaceae、ハマビシ属、多年草、薬用植物、

学名:Tribulus terrestris、

和名:ハマビシ(浜菱)、ヒデリグサ(日照草)、シロビシ(白菱)、

英名:Puncture Vine、Bindii、Bullhead、Burra Gokharu、Bhakhdi、Caltrop、Small Caltrops、Cat's-Head、Devil's Eyelashes、Devil's-thorn、Devil's-Weed、Goathead、Tackweed、葡名:Abrolhos、Abre-os-olhos、

2009年8月、2015年5月23日、2017年7月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年7月7日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

トゥリブルス・テラストリス Tribulus terrestris の花。ポルトガルの海岸に近い砂地などに自生、沿道のところどころで小さな固まりになって、砂地を匍匐。

 

全草が棘に覆われており、7~10月頃に黄緑色で1cm未満の小さな5弁花を花茎の先に一つ咲かせる。ポルトガルではスペイン国境に近い内陸部でも確認している。最近では、海浜の環境破壊により生育数が激減しており、環境庁により絶滅危惧IB類に指定されている。

 

花のあとには直径1cmぐらいの硬く棘のある菱形の実を付ける。一緒に咲いているのはヘリオトロピウム・エウロパエウム Heliotropium europaeum。

 

欧米では、体内のテストステロン量を保つ作用があるハーブとして、健康食品などに入れられている。また、果実を乾燥したものは疾黎子(しつりし)という生薬で、利尿、消炎作用があるとされる。(Wikipediaより)

 

トゥリブルス・テラストリス Tribulus terrestris でした。

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より) 和名は、浜辺に見られて、ヒシの実のような果実を持つことから。属名は、ラテン語の caltorop(=蔾鉄、播き菱)を語源としている。果実の形状から。種小名は「陸地生の」の意。

ハマビシは、ハマビシ科の1~2年草である。草丈は50~130㎝程度となる。葉は対生し羽状複葉で小葉は長楕円形である。7~9月頃、葉腋に黄色い5弁花をつける。果実は径1㎝前後程度で、堅く、刺状の毛を持つ。 (GKZ植物事典より)

 

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ