シソ科、Lamiaceae、アキギリ(サルビア)属、地中海沿岸地域原産の多年草、
学名:Salvia verbenaca、
和名:ミナトタムラソウ(港田村草)、野生のセージ、
英名:Wild Clary、Wild Sage、Vervain Sage、葡名:Erva-crista、Salva-dos-caminhos、
2009年12月、2011年1月、2月7日、2015年1月24日、2016年1月15日、19日、29日、2月7日、29日、12月18日、2018年2月12日、2020年2月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、アルガルベ地方で撮影、
爽やかなブルーのサルビア・ベルベナカ Salvia verbenaca の花。未だあまり他の花のない時季から咲いている。
青い花とバーベナのような葉をもつ ユーラシアのセージ。
下から上に次々に花を咲かせる。
12月、寒風吹きすさぶ岸壁上の台地、陽だまりにけなげに咲いている。 赤土と石ころだらけの台地にしっかりと根を張っている。サルビア・ベルベナカ Salvia verbenaca でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は本種が我が国で最初に発見されたのが、静岡県清水港であったから「港」の文字が冠されたのだという。属名は、ラテン語の salvare(=治癒する)に由来し、この属には薬草として用いられる植物が多いため。種小名は「クマツヅラのような」の意。
ミナトタムラソウは、シソ科の多年草である。草丈は20~80㎝程度となる。茎は方形で、周囲に白色の細毛が覆う。葉は長さ5~10㎝、幅2~4㎝程度の楕円形で、縁部には羽状に深裂~浅裂し、裂片には鋸歯があり、先端部は鈍頭、、茎に対生する。葉の表面には皺が目立つ。12~6月頃、茎上部並びに枝先に総状花序を出し、径1㎝程度で青色~ピンクの唇花を4~10程度つける。花筒は、白色の細毛が密生する。全草に芳香がある。本種は、南北両アメリカ大陸では帰化状態にある。日本でも関東以西で帰化状態にある。 (GKZ植物事典より)