マメ科、Fabaceae、ソラマメ属、
学名:Vicia faba、
和名:ソラマメ(蚕豆、空豆)、ノラマメ(野良豆)、ナツマメ(夏豆)、テンマメ(天豆)、シガツマメ(四月豆)、コヤマメ(高野豆)、
英名:Broad Bean、Fava Bean、
葡名:Fava、 Fava-comum、Feijão-fava、Fava silvestre、Fava-italiana、
2011年1月26日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年5月7日、アレンテージョ地方で撮影、
地中海、西南アジアが原産地と推測される。また、大粒種はアルジェリア周辺、小粒種はカスピ海南岸が原産地であるとする二源説もある。
インゲンマメが普及する以前はソラマメは古代エジプトやギリシア、ローマにおいて食されていた。
紀元前3000年以降中国に伝播、日本へは8世紀ごろ渡来したといわれている。インド僧・菩提仙那が渡日し、行基に贈ったのが始まりともいう。高さ50cmほど。秋に播種する。
花期は3−4月で直径3cmほどで薄い紫の花弁に黒色の斑紋のある白い花を咲かせる。収穫は5月頃から。長さ10−30cmほどのサヤには3−4個の種が含まれている。
和名の由来は、豆果(さや)が空に向かってつくため「空豆」、または蚕を飼う初夏に食べ、さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」という字があてられた。酒処では「天豆」と表示している場合も多い。
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