キク科、Asteraceae、キオン(セネキオ)属、地中海沿岸地域原産、1年草
学名:Senecio vernalis、
和名:ハナノボロギク(花野襤褸菊)、
英名:Eastern Groundsel、
2011年3月、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、
セネキオ・ヴェルナリス Senecio vernalis の花。
花の直径は1,5cmほど。草丈は50cmほど。
葉と茎が白い綿毛で覆われている。
属名のセネキオsenecioはラテン語のsenex(老人)が語源。セネキオ属には灰白色又は白色の冠毛があることから。種小名の vernalis は「春咲きの」の意。
セネキオ・ヴェルナリス Senecio vernalis でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、花の目立つノボロギクの意から。属名はギリシャ語のSenex(=老人)に由来し、冠毛が白いことからと言う。種小名は「春咲きの」の意。
ハナノボロギクはキク科の一年草である。本種は、原産地の項に記した地の比較的日当たりの良い草地や路傍等に自生の見られる野草である。茎は柔らかく肉質であり、白色の軟細毛で覆われる。草丈は50cm程度となる。葉も茎同様に白色の軟細毛に覆われる。葉は、幅広の葉軸を持ち、葉身は狭楕円形であるが、羽状に深裂し、茎に互生する。葉の縁部には鋸歯がある。3~5月頃、茎上部に円錐花序を出し、径1,5cm程度の花を多数つける。花色は、舌状花も、中央の管状花も黄色である。花後には白色の冠毛をつけ、風に乗り飛散し繁殖する。本種の種子は、地上に落ちてから、10年以上経過しても発芽すると言う。これまでの最長記録は16年であるという。本種は、原産地の項に記した地が原産であるが、世界各地の温帯地域に帰化状態にある。日本も例外ではなく、帰化状態にあることが確認されている。( GKZ植物事典より)