マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ原産の多年草、
学名:Trifolium arvense、
和名:シャグマハギ(赤熊萩)、シャグマツメクサ(赭熊詰め草)
英名:Hare’s-foot Clover、Rabbitfoot Clover(ラビットフットクローバー)、Oldfield Clover、Stone Clover、
葡名:Trevo-branco、Pé-de-lebre、
2014年4月25日、2016年6月13日、2017年6月13日、2018年6月20日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2011年6月10日、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
トリフォリュウム・アルヴェンセ Trifolium arvense の花。表示名は学名の音読み。道端や草地などに生え、草丈は50cmほど。
茎は直立してよく分枝する。葉は3出複葉で、狭楕円形の小葉がつく。
春から秋にかけて、茎頂と葉腋から円筒状の花序をだし、白色から淡紅色の小さな蝶形花を咲かせる。花序には灰色の毛が密生する。
日本には第二次大戦後に帰化。ポルトガルでは沿道などでよく見かける。明るい森の中にも自生。トリフォリュウム・アルヴェンセ Trifolium arvense でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、「シャグマ(赭熊・赤熊)」とは、赤く染めたヤクの尾毛のことである。属名は、「三葉の」の意。種小名は「畑地の、耕作地の」の意。
シャグマハギはマメ科の1年草である。本種は、概して路傍や草地に自生の見られる野草である。茎は直立し、草丈は、50㎝程度となる。茎は、途中でよく分枝をする。葉は3出複葉で、小葉は狭楕円形で、先端部は鋭頭、縁部は全縁、茎に互生する。7~9月頃、茎頂並びに枝先の葉腋から円筒状の花穂を出し、白色~淡桃色の蝶形の小花を多数つける。萼片には白色の軟細毛に覆われる。本種は、オーストラリアやニュージーランドでは帰化状態にある。日本では、戦後沖縄を中心に帰化が始まり、今日では、北海道にまで至っている。 (GKZ植物事典より)