ナデシコ科、Caryophyllaceae、ナデシコ属、スペイン、ポルトガル原産、
学名:Dianthus lusitanus、
和名:ナデシコ(撫子)、西名:Clavelina lusitana、
葡名:Cravinho-lusitana、Carvinas-bravas、Craveiro-de-Portugal、Cravo-de-Maio、Cravos-rosados、
2009年6月、2015年6月13日、2016年7月17日、2017年5月23日、7月12日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ダイアンサス・ルシタヌス Dianthus lusitanus の花。直径1,5cmほどの小さな花が株立ちで咲いている。
花色に濃淡があり、花型にも多少の変化がある。
ナデシコ属は北半球の温帯地域を中心に約300種が分布している。ダイアンサス・ルシタヌスはカーネーションの原種の一つ。
岩場の殆ど土のないところに自生。草丈は4~50cm。石灰岩の山の上で。ダイアンサス・ルシタヌス Dianthus lusitanusでした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、Dios(=ゼウスつまり、ジュピター)とanthos(=花)の合成語で、花の美しさをたたえている。種小名はイベリア半島の地名ルシタニア(Lusitania)の名に因んでいる。
ダイアンサス・ルシタヌスは、ナデシコ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の石灰岩質道場地帯で比較的日当たりの良い場所に自生の見られる野草である。草丈は10~50㎝程度となる。葉は長さ10~30㎝程度、幅0,5㎝程度の線状披針形または線形で茎に対生する。葉は青緑色となる。5~8月頃、長い花茎を伸ばし、その茎頂に径1,5㎝前後で濃紅色~淡紅色の花を開く。花色は個体差が大きい。花弁は5個で、先端部は、概して不規則に鋸歯状に浅裂する。(GKZ植物事典より)