キンポウゲ科、Ranunculaceae、キンポウゲ属、ヨーロッパ原産、多年草、
アメリカ、オーストラリアを含め世界各地に分布、
学名:Ranunculus sardous、
和名:イボミキンポウゲ(疣実金鳳花)、ヘアリー・バターカップ、
英名:Ranunculus Sardous、Hairy Buttercup、Field Buttercup、Early Buttercup、Sardinian Buttercu、
葡名:Campainhas-de-ouro、
2009年6月、2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で、2014年4月17日、アレンテージョ地方で撮影、
ラヌンクルス・サルドウス Ranunculus sardousの花。草丈は10~40cmほど。水辺に生育。
葉は細かく裂け、光沢がある。花はカップ状で淡黄色。
和名のイボミキンポウゲの由来は実がイボイボに覆われているからに他ならない。
ラヌンクルス・サルドウス Ranunculus sardousでした。
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(GKZ植物事典より) 和名は果実の表面に疣状突起を持つキンポウゲの意から。属名の Ranunculus とはラテン語で「カエル」の意で、この属の植物の多くが湿地を好んで自生することによる。種小名は、イタリアの地名 Sardinia の名に因んでいる。
イボミキンポウゲは、キンポウゲ科の1~2年草である。日本では、概して河川流域や田の畦等に多く見られる帰化植物である。草丈は10~60㎝程度となり、茎には開出毛が散生する。茎は直立し、茎上部で疎らに分枝をする。根生葉は長い葉柄を持った1回3出複葉。茎葉は、先端部が3浅裂し、茎に互生する。4~7月頃、茎上部の葉腋に系1~1,5㎝程度で黄花の5弁花をつける。果実は球状に見えるが、実際は30個程度の痩果の集合果である。痩果は長さ2~3㎜程度の倒卵形で表面に疣状突起がある。北米・オーストラリアでは帰化状態にある。日本でも、中国地方~北九州で帰化状態にある。 (GKZ植物事典より)