北の町の石畳に咲くカンパニュラ・ルシタニカ。ポルトガルの石は主に石灰岩と大理石、花崗岩の3種類がある。その内、石畳に使われているのは石灰岩、アレンテージョの大理石の産地では石畳も大理石。そして北部は花崗岩の産地で、石畳も花崗岩である。北部ではひとつの山が花崗岩の一枚岩でできているのを何度も見かけた。花崗岩は日本にも輸出しているそうだ。
カンパニュラ・ルシタニカ Campanula lusitanica
キキョウ(桔梗)科、Campanulaceae、ホタルブクロ(蛍袋)属、地中海沿岸地域原産の多年草、
学名:Campanula lusitanica、
和名:カンパニュラ・ルシタニカ、
英名:Bellflower、Tiny Bells、Lusitanian Bellflower、葡名:Campainhas、Campânula、
2017 年 7 月 12 日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影
©2018 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ラテン語で「小さな鐘」の意。種小名は「ポルトガルの」の意。古代ローマではポルトガルをLusitaniaと称していたことから。カンパニュラ・ルシタニカは、キキョウ科の1年草である。本種は、ピレネー山脈を除いて、イベリア半島全域に自生する野草である。茎や花柄、そして葉縁には白色の細毛が密生する。草丈は35㎝程度となる。茎はか細く軟弱で、概して斜上しながら分枝をする。葉は披針形で茎に互生する。4~8月頃、茎頂に花柄を伸ばし、径1~3㎝程度で青~紫色の筒状花をつける。花冠は5深裂する。60~90㎝程度となる。(GKZ植物事典より)
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