ハマウツボ科、Orobanchaceae、ハマウツボ(ヤセ)属、ヨーロッパ地中海沿岸原産 の1年生寄生植物、
学名:Orobanche teucria
2010年5月、2018年5月3日、5日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年5月15日、アレンテージョ地方で撮影、
花の直径は6ミリほど。草丈は10~20cmほど。半日陰の森などに咲いている。
ハマウツボ属には200種以上の種があり、 主に北半球の温帯地域にて自生している。ハマウツボ属は、小さく、種にもよるが背丈は10〜60cmである。完全に葉緑素を欠いた黄色から麦わら色の茎に、黄色、白や青色のキンギョソウのような花(唇形花)を咲かせるのが特徴である。花の形状は、O. uniflora種を除くほとんどの種でうろこ状の包を持つ10〜20の花が密集した穂状花序である。葉は三角形の鱗に退化する。種子は微小で、成熟するにつれて黄褐から褐色、黒色に変色する。これらの花は一般に冬の終わりから春の終わりに開花する。開花していない時は、その植物体全部が土の中に隠れている。(Wikipediaより)
オロバンケ・テウクリイ Orobanche teucrii でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の orobos(=カラスノエンドウ)と anco (=絞め殺す、締め付ける)の合成語から。種小名は宿主植物を示しており、「シソ科ニガクサ属(Teucrium)に寄生する」の意。
オロバンケ・テウクリイーはハマウツボ科の寄生植物である。本種は、種子から出た根が、宿主を見出すと、その宿主の根に寄生し、発芽し、草丈は10~20㎝程度となる。茎は多肉質な円筒状である。葉は、長さ8~15㎜程度の披針形~卵形で、茎に螺旋状に疎らに着く。4~5月頃、茎上部に総状花序を出し、径6㎜程度の筒状花をつける。花冠は5裂し、唇形となる。花筒の外側には青色の条線模様が入る。花後には黒色の種子をつけ、この種子は、地下に落下した後、長い年月を経ても発根する。茎・花筒には白色の細毛が密生する。 (GKZ植物事典より)
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