アカネ科、ハナヤエムグラ属、ヨーロッパ、北アフリカ、南西アジア原産の1年草、
学名:Sherardia arvensis、
和名:ハナヤエムグラ(花八重葎)、別名:アカバナムグラ、アカバナヤエムグラ、
英名:Blue Fieldmadder、Field Madder、Spurwort、葡名:Granza、Granza-dos-campos、
2011年2月7日、ポルトガル、アルガルベ地方で、2015年4月29日、5月5日、2016年1月29日、2月7日、20日、2018年5月1日、3日、2020年6月9日、2021年3月17日、コスタ・アズール地方で撮影、
日当りの良い牧場などに群生している。
茎は基部で多数枝分かれして地上を這い、枝先が立ち上がって直立し、高さ30-40 cmまで成長し群生する。葉には毛が生えており、長さ5-10 mmで6枚輪生する。
花は薄い紫色かピンク色の4弁花で直径約3mmと小さい。
雌蕊の花柱は2個で花から突き出て、雄蕊は4本。ハナヤエムグラ属の唯一の種である。ヤエムグラ属と近縁。日本にも帰化植物として見られる。(Wikipediaより)
花があまりにも小さくデジカメではなかなかピントが来ない。和名のハナヤエムグラは葉が幾重にも重なって茂る様子と、花が美しいことから。シェラルディア・アルヴェンシス Sherardia arvensis でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は、ヤエムグラの近縁種で顕著な花を付けることから。属名は、現代植物分類学の父とも呼ばれている18世紀イギリス人 William Sherard への献名。種小名は「畑地の、耕作地の」の意。
ハナヤエムグラはアカネ科の1年草である。茎は斜上し、草丈は30~60㎝程度となる。茎の切り口(断面)は方形で、4稜を持ち、稜上には下向きの刺毛が列生する。葉は、長さ5~10㎜程度の披針形で、4~6個が輪生する。葉には粗毛が散生する。5~9月頃、茎頂並びに枝先に8個の総苞をつけ、径3~5㎜程度の花を数個付ける。花冠は4列する。花色は、咲き始めは白色であるが、やがて淡紫色~淡桃色となる。花後には、子房と萼が合着した果実を付ける。本種は、世界の温帯地域に広く帰化状態にある。日本でも、昭和36年(1961年)に千葉県習志野市で確認されて以降、現在では、北海道~九州にまで帰化している。(GKZ植物事典より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます