セリ科、Apiaceae、ウイキョウ属、地中海沿岸地域原産、多年草、
学名:Foeniculum vulgare、
和名:フェンネル、ウイキョウ(茴香)、ショウウイキョウ(小茴香)、フォイシャン、イタリア・ウイキョウ、イチョーバー(沖縄)、
英名:Fennel、Caraway、仏名:Fenouil、葡名:Funcho、Erva-doce、
2014年7月28日、9月7日、11月2日、2015年7月20日、8月19日、2016年8月28日、9月17日、2017年9月7日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2016年9月25日、バイラーダ地方で、2017年7月12日、8月2日、アレンテージョ地方で撮影、
フォエニクルム・ヴルガレ Foeniculum vulgare の花。花期は、6-8月、枝先に黄色の小花を多数つける。草丈は1~2メートル。葉は糸状で、全草が鮮やかな黄緑色。秋には7mm程度の長楕円形をした茶褐色の実をつける。
古代エジプトや古代ローマでも栽培されていた記録があり、歴史上最も古い作物の一つとされる。
アニスやスターアニス(トウシキミ)に似た甘い香りがある。若い葉および種子(フェンネルシード)は、甘い香りと苦みが特徴で消化促進・消臭に効果があり、香辛料、ハーブとして、食用、薬用、化粧品用などに古くから用いられている。
フェンネルの鱗茎(葉柄基部が肥大したもの)はフィノッキオ (finocchio) とも呼ばれ、野菜としてタマネギなどのようにサラダや煮物、スープなどに用いられる。茎・葉は生食されるが、その他にも佃煮、シチューなどの香味野菜として使用される。
果実は、生薬「茴香」で芳香健胃作用がある。漢方方剤の安中散(あんちゅうさん)や、太田胃散(漢方+西洋薬の処方)、口中清涼剤の仁丹などに使われている。(Wikipediaより)
フォエニクルム・ヴルガレ Foeniculum vulgare でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、漢名の音読みからで、中国では、この果実が魚の香りを回復させるということから茴香と命名したという。属名はラテン名 faenum(乾燥)に由来している。種小名は、「通常の、普通の」の意。
ウイキョウは、セリ科の多年草である。近年ハーブ・ブームの影響で一般の家庭でも普通に見られるようになった植物である。ハーブの世界では、フェンネルと呼んでいる。とにかく繊細な葉が特徴的である。初夏に黄色い花を見せる。全体的に香りの強い植物であるが、秋に実る果実は独特の香りを有する。果実を乾燥させたものは健胃薬として利用される。古代エジプトの墓から見つかった医学書にも記されていたという。我が国へは9世紀以前に中国から薬草として渡来している。当初は、「懐香」と表記された。「茴香」の表記が見られるのは足利時代の『下学集』からである。(GKZ植物事典より)
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