ムラサキ科、Boraginaceae、オオルリソウ(キノグロッスム)属、ポルトガル・スペイン・南イタリアに分布、多年草、
学名:Cynoglossum clandestinum、
和名:キノグロッスム・クランデスティヌム、
英名:Hound’s Tongue、葡名:Cinoglossa-de-flor-fechada、
2011年1月26日、2月、2015年2月5日、4月27日、2016年1月29日、2月16日、22日、29日、3月8日、2018年5月1日、3日、2020年2月21日、22日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
キノグロッスム・クランデスティヌム Cynoglossum clandestinum の花。花の直径は8mmほど。蕾に見えるがこれ以上開いた花を見たことがない。草丈は30cmほど。草原などにぽつりぽつりと自生。
属名の Cynoglossum はギリシャ語の kynoglossum(犬の舌)に由来し、葉の形から出た名前で、英語では hound's tongue という。
本来は旧大陸の温帯地方に分布していたが、性質が強健なため、現在は極地や砂漠、高山帯以外のほとんどの地域に分布しており、現在55種あまりの自生種が知られている。
長い柄のあるへら型の根生葉で越冬し、茎に付く葉は互生する。花は総状花序で、春から夏に咲き、青紫のものが多い。Cynoglossum officinaleは、かつて、虫さされや小さな傷の手当てに使われる薬草として用いられ、アメリカやオセアニア大陸にも持ち込まれたが、鍵状のとげのついたタネが、家畜の毛につきやすく、現在ではやっかいな雑草の一つになっている。(Wikipediaより)
花も茎も葉も植物全体が毛に覆われている。キノグロッスム・クランデスティヌム Cynoglossum clandestinum でした。
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(GKZ植物事典より) 属名は、ギリシャ語のcyno(=犬)と glossa(=舌)の合成語で、葉の形状とざらついた感触とから。種小名は「隠れた」の意で、花弁が萼片の覆われていることから。
キノグロッサム・グランデスティヌムはムラサキ科の多年草である。草丈は30㎝程度となる。全草(茎・葉・萼)が長い白色の細毛で覆われている。葉は長さ4~7㎝程度の長楕円形で、縁部は全縁であるが緩やかに波を打つこともあり、先端部は鋭頭、基部は短い葉柄に連なり茎に互生する。2~5月頃、茎上部に円錐花序を出し、径8㎜程度で赤色の5弁花をつけるが、萼片に深く覆われ平開はしない。(GKZ植物事典より)