瓶ビール好きっていう通っぽい雰囲気を出したからには早速買おうとカワチに寄ったわけですが、品切れでした。そもそも売り場面積も缶と比べてかなり小さい様子。どうしてビールは瓶より缶が好まれるようになったのか。一つには、栓を抜くのがめんどくさいという理由が挙げられるような気がする。缶ならその心配はないわけだ。とはいえ、そうして合理主義色が強くなっていくとなんだか味気ない世界になっていくと感じるのは私だけでしょうか。医大生・たきいです。
友達が体調悪いといって病院に行った。心配するのが当然の友情というものであろう。しかし、だれともなく病気当てゲームが始まってしまうのである。覚えたての知識がうれしくて、ついつい盛り上がってしまう。こういう医大生全国に結構いるのではないか。
主訴は腹痛、頻回の嘔吐。あれでもないか、これでもないかと知っている病気の名前をみんなは挙げていく。ないかないかというのが、内科学。ありふれた病気よりもむしろやばそうな病気の名前を鑑別に挙げていく。完全に友達が具合悪くしているということをみんな忘れているようだ。本人も「わりとガチでアッペっぽい」とか言い出す始末。「アッペ」という医者っぽいいい回しを覚えてうれしいながらも腹が痛いのであろう。ついには、急性虫垂炎ならあいつの腹を押して反跳痛とやらを確かめてみたい!と言い出すやつがいた。筆者だが。笑
どうせ死なないだろうという考えがみなの根底にあるようだ。そりゃそうだ。しかし、これってかなり医者よりの視点ではなかろうか。
他人の痛みに共感できるということがまず大事なはずだ。我が大学のアドミッションポリシーにもそんなことが書いてあった様な気がする。ところが、変に知識が入ったおかげでアイツは大丈夫かという当たり前のことをあたりまえのように言えなくなっていたのである。無論最初は心配していたが気づいたらつい、というところではあるのだが。
医者になるよりもまず人間にならなければならない。当たり前のことだが、腹痛の彼を見ながらそんなことを思い返させられた。ただなんとなく医学教育を受けていたら、「お辛いですね」とすらいえないような医者になってしまうのかもしれない。
(とはいえ診断が気になる人(笑))
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