
インターシティで鉄道の旅。医大生・たきいです。

ドイツはとにかくパンがうまい。日本人がお米を食べている間に、ドイツ人は炭水化物部門の情熱を全て注いでるわけだからそりゃうまいですよね。街を歩いて見つけたパン屋さんはたくさんあったのですが、どこも美味しそうでした。
ドイツの鉄道は、このアプリさえあれば一安心なんです。

オンラインで予約して、そのままスマホのアプリが切符になっちゃうという優れもの。ドイツの鉄道は「改札がない」のが特徴。発車前にネットで予約して、そのまま乗り込めばOKです。やや複雑な割引システムもあるのですが、スマホの操作で勝手に割引してくれるので楽チン。乗車後は、車掌さんが回ってきたときにアプリから表示できるQRコード的なのを見せるだけ。車掌さんが首からかけているハイテク読み取り機でスキャンしてもらえればそれで終了です。列に並ぶ必要もないし、めっちゃ楽。「えきねっと」にもこのシステム見習ってほしいくらい。スマホの電池なくなると終わる、ってことだけは弱点ですが。笑
イマドキ医学部男子なので、ドイツ語全くわかりません。今の時代、英語だけ。というわけで、遅延の車内放送がドイツ語だけ流れても完全にお手上げなんですが、このアプリさえあれば一安心。

リアルタイムで最新の到着時刻が分かります。これは助かる。日本で愛用しているアプリ「Yahoo!乗り換え案内」よりも優れます。感動。

今日の目的地は、ヴュルツブルク。

医学部は名門だそう。ドイツ語版プロメテウスを発見しました。笑

世界のHaruki Murakamiに、

世界のMangaに、

世界のOrigami。
1日歩いただけでたくさんのJapanに出会いました。日本文化って影響力あったんですね。

ザ・ヨーロッパって感じのレジデンツに、

マリエン要塞。世界遺産シリーズ。趣のある街です。

街の中心部にあるマルクト広場。

「行列のできるソーセージスタンド」がめっちゃよかった。
ヴュルツブルク、有名どころだと長崎出島に来ていたシーボルトの出身地だそうです。オランダ人だと思ってました、ごめんなさい。ウィキペディアによると、鎖国時代に来日したとき、オランダ人と偽っていた過去もあるようですね。それにしてもよくそんな昔にはるばる日本まで来たね〜、シーボルトさん。
ヴュルツブルクはたくさんの偉人を輩出しているのですが、医学生としてはこちらも外せません。

Röntgen レントゲン博物館。第1回ノーベル物理学賞受賞のレントゲン先生。ヴュルツブルク大学内(おそらく)にあるのですが、こちらの大学、1402年に創立された超名門大学なんだとか。歴史ありすぎ。すげぇ。

さすがに入れなかったけど、当時の実験室的な部屋も保存されていてテンション上がりました。
放射線に関する医学史は、『医学生のための医学史』(感想記事は
こちら)に分かりやすく書いてあります。こちらの本文を復習してからレントゲン博物館に行ったのでより楽しめました。ヴュルツブルク発のX線に関する世界初の論文“Magic rays”はここで書かれたんだなぁ、って。

ヴュルツブルクは、フランケンワインの名産地でもあります。車窓からたくさんワイン畑が見えてちょっと興奮。ランチからさっそくいただきました。そしてドイツの白ワインはうまい。ワイン苦手な人でもグイグイいけちゃいそうです。

愛してるよ、日本語メニュー有なお店。肉料理ばっかだし、そろそろお魚が食べたいところでした。ニシンのホワイトソースがけ的な。白ワインとの相性ええですわ。
ドイツ人のウェイターさんは分かりやすい英語でどなたも親切に接客してくださいます。感謝を伝えようと、文法も構文もよく分からないけどとりあえず暗記した
"Es hat gut geschmeckt."
(おいしかったです)
と言ってみました。エス・ハット・グート・ゲシュメクト。発音が合っているかは知らない。
ウェイターのお姉さん、“Goooooood!!!”と仰いながら割れんばかりの笑顔。初ドイツ語、たぶん通じた。なんか嬉しかった。
大学時代の語学は1年生のときにちょびっとだけ韓国語やっただけなんですが、うちの大学では当時開講すらされてなかったけど(今思うと医学部でドイツ語存在しない大学って超マイナーなのでは)ドイツ語もちょっとは勉強してみたかったなと思ったのでした。
(「イマドキの若者はドイツ語を学んでいないから」とネチネチ言うタイプの先生の年齢の境界線は何歳なのかが気になる人(笑))