上東区 保健環境通信

上東区における、健康増進活動、資源リサイクルやゴミ問題への取り組み状況等を、できるだけリアルタイムでお知らせします。

2021.10.20(水) ピンコロ願望17  がん抑制 

2021-10-20 22:22:47 | 健康増進
2021.10.20(水) ピンコロ願望17  がん抑制

<フキノトウから「がん」抑制物質>
との記事があったので紹介しておきたい。

・てんぷらにしてもおいしい山菜フキノトウ。
 その成分ペタシンに、がんの増殖と転移を強く抑制する効果があることを岐阜大学の研究チームが発見。

・活発に増殖するがん細胞は、正常細胞と比べ大量の糖や栄養素を取り込み代謝。
 この代謝を阻害することで増殖と転移を抑制できると考えられていたが、
 既存の阻害剤は効果が弱いか毒性が強いため治療に応用できず。

・チームは、442種の薬草や食用植物の抽出物を調査。
 ペタシンに、がん細胞の代謝を阻害し、従来の阻害剤と比べ1700倍以上の阻害効果と3800倍以上の抗がん作用があることを突き止めた。

・ヒトのがん細胞やマウスの実験で、乳がん、胃がん、大腸がん、前立腺がん、白血病など幅広いがん細胞の増殖の抑制効果を示した。
 ペタシンで処理されたがん細胞は、周囲の組織への広がりや転移の働きが低下することも突き止めた。
・一方、正常組織に対する明らかな副作用はみられなかった。
 詳しく調べたところペタシンは、がん増殖に関わる多くの遺伝子群の働きを著しく低下させることがわかった。

・平島一輝特任助教談:
「これまでの抗がん剤とはまったく違う効果だ。薬の開発には治験や承認に長い年月がかかるが、なるべく早く使用できるよう研究を進めたい」

・チームは
「ペタシンは人工的に大量合成できる。安全かつ高活性な新しい抗がん・転移阻害薬として有望だ」
と期待している。

・研究成果は9月、米国臨床研究学会誌『ザ・ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション』電子版に掲載された。
以上
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2021.10.20(水) ピンコロ願望16 静脈血栓に注意!

2021-10-20 21:26:55 | 健康増進
2021.10.20(水) ピンコロ願望16 静脈血栓に注意!

10/18付け 山日新聞報道から
コロナでの自宅療養や宿泊療養をしていると、いわゆるエコノミ―クラス症候群の発症リスクが高まるとして、日本静脈学会が感染者と管理者に対して注意喚起する文書を学会のHPに公表。

エコノミ―クラス症候群は、足の静脈に血栓ができて血流が妨げられる「深部静脈血栓症」や、その血栓が移動し肺の血管が詰まる「肺血栓塞栓症」の総称である。

コロナの感染者ではこうした病気の危険性が高まるとする海外の報告があったが、日本では海外程頻度が高くないとされてきた。
学会は、入院中の予防を目指してコロナの診療方針を刊行していた。
ただ、デルタ株による第5波の流行下では、重症のコロナ感染者が入院できずに自宅や宿泊施設にとどまるケースも増え「災害時と同様に同症候群が増える恐れある」と改めて注意喚起したもの。

血栓症の予防策として、
<運動をする>
身体がきつくなければ
・室内をあるくことそ推奨
・ラジオ体操も有効
とした。
発熱や体調不良などで運動ができない場合は、
・寝たり腰掛けたりした状態で足首を曲げ伸ばす運動を1度に20回程度、
 日に何度も励行する。

また、
<水分補給も重要>
・利尿作用のあるカフェインを含まない水や麦茶
をこまめにとるよう勧めている。

脚がむくんだり晴れたりした場合や、急に息苦しくなった場合など症状が現れたら、
・医療者や軽症者宿泊施設の担当者に、すぐに相談すること

※ コロナに限らず、体調不良やケガで自宅療養している時の注意事項として考えたい。
「血栓ができないようにする」ということであるから、体位を頻回変えることも対策の一つと考える。
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