屋上から落ちた頃のちゃーちゃん。
ネコには生まれつき優れた立位反射があります。
立位反射とは、聞き慣れない言葉ですが、ネコを逆さの状態で下に落とすと、
見事に素早く身体を回転させて、足から着地して、怪我をしないという反射です。
1〜2階位の高さは、立ち位反射で無傷のことがほとんどで、
余程運動神経の鈍いネコ以外は無事です。
3階くらいですと、顎を打ったりしてケガをすることがあるそうですが、
命を落とすほどのケガはしません。
しかし、4〜7階くらいですと、さすがに立ち位反射で体制を整えても、
落下の衝撃が強すぎ、命を落とすことが多いそうです。
ところが、驚いたことに、8階以上では、ムササビのように、身体を両手両足を一杯に広げ、
空気抵抗を増して、悪くて、打撲傷を受けるくらいで、命を落とすことはないそうです。
もちろん、着地の状態が悪いところでは、予想外の怪我などが起こりますが。
ちゃーちゃんは3階建ての屋上から(4階相当)落ちたことがあります。
このときはゾッとしましたが、運良く落ちたところがアジサイの木のブッシュで、新緑の頃で、
葉がたくさん茂っていたため、軽い傷だけで助かりました。
もしアジサイがなく、下がコンクリートだったらい生きていなかったかもしれません。
そういう意味では、ちゃーちゃんは強運の持ち主なのかもしれません。
もちろん、落下後、屋上の柵には全面的に網を敷きました。