ハチクロ 映画vsドラマ

vsなんて言ってしまいましたが、実はどっちもちゃんとは見ていません。

映画のほうは、映画館に入り、パンフレットも買ったのに、どうにも
決心がつかなくて、見ないで帰ってきてしまいました。
穴のあくほどパンフレットは見ましたが、映像は全然です。

ドラマのほうは、何度かチラチラ見ましたが、やっぱりダメでした。
キャストの方はみんなすてきな人ばかりなのに、「ハチクロだ」って
思って見てしまうと、違和感というかなんというか…
もう拒絶反応に近いイキオイでした。

あまりにも「ハチクロ」が好き過ぎたんでしょうね。
絵も、人物の設定も、住んでる世界も、交わされる言葉も、彼らの悩みも。
バカなことばっかりやってる日常と、そこに見え隠れする大切ななにか。
もう私には手にすることはできないだろう甘酸っぱくて、こっぱずかしくて、
せつなくて、でも、笑い飛ばしてまた前に進んでいける勇気にあふれた毎日。

本当にマンガが大好きで大好きで、アニメになると聞いた時も、
けっこう不安でした。いったいどんなふうになるんだろう・・・
でも、これは大丈夫でした。絵の雰囲気もそのままにできてたし。
なんと言っても、修ちゃんの声が良かった。
クレヨンしんちゃんのパパでヒューズ中佐なんだけど、そう感じたのは
最初のころだけで、はぐちゃんを、学生たちを、理花さんを大事に思い、
心配ばっかしてる、でもちょっとさみしい花本先生にぴったりでした。
（ホランドもそうでしたよね、すごいな～、全然キャラ違うのに、どれも、
ピッタリになれるなんて）

だけど、最近ちょっと変わってきました。
映画のほう、見てみようかなぁって。
公開当時の翔くんのイメージは、かっこよくて頭もよくて、明るくて
自信にあふれた人って感じ。竹本くんとはまるでちがうなって。
もちろん、今でも翔くんのイメージはそんな変わらないんだけど、
なんていうんだろう、見てみたいなぁって思うのです。
翔くんはどんなふうにとらえたんだろう、どんな竹本くんを作ったん
だろうって。私とは違うかもしれないけど、翔くんなりの竹本くんが
どういう感じなのか、知りたいと思うようになってきました。
「翔くんが見たいだけなんじゃ～ん」と言われれば、まあそうなのか
もしれないけど、でもね・・それだけじゃないんだな。
もしもちがったとしても、それはそれで受け入れられる気がするのです。
それぞれにとっての「ハチクロ」ってことで。

見てみたいって思えるようになったことが第一歩。
実際に見るまでには、あと何歩か必要かな。
でも、ホント、見てみたいんです。