スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッテイ」や「思い出のマーニー」を手掛けた米林宏昌監督の新作「メアリと魔女の花」が今年の夏に公開されます。
この映画のCMか何かを見たときに「夜間飛行の花」と聞こえてきて、「夜間飛行の花?もしかして?」と思い、黒猫と灰色猫と聞いて確信しました‼︎
この映画の原作はメアリー・スチュアートの「小さな魔法のほうき」に違いない‼︎調べてみたら、やっぱりそうでした。
本棚の一番上にある本を取り出してみました。本の上は埃っぽくなっていましたが、中は意外ときれい…かな?目次にあるタイトルはどれもマザーグースを思わせる不思議な響きを持つ言葉遊びのよう。
かわいそうなメアリー
ひとりでしくないている
アインク メインク 魔女がウインク
あぶらはじゅうじゅう なべの中
はいどう はいどう
ピーターはいそぐ
ひもでむすんだ 子ネコをつれて
こんな感じです。ワクワクしてくるでしょ!
学校の図書室で本を借り、週末には近くの図書館に行ってむさぼるようにして本を読んでいた小学生の頃の私。中でも「小さな魔法のほうき」はとてもとても気に入って、どうしても手元に置きたくてお小遣いを貯めて買いました。
せっかくの夏休みなのに、ひとり置いてきぼり。広くて古い館に住む大おばさまに預けられて退屈しているメアリーは黒猫のティブと出会います。あぁ、冒険の予感‼︎「ピンク色の上品な舌」という形容が大好きでした。
それにしても、こんな古い本を、よくぞ映画にしようと思ったものです。米林監督も好きだったのでしょうか。
1975年発行、これって初版ですよね?
もう40年以上前のなんですね。
ちなみに、私が買ったのは。
出版されて半年程経った頃ですね。
昔はこんなふうに買った日にちを書いていたっけ。
小学生の頃から大好きだった本が映画になるなんてなんだかすごいことです。きっと米林監督もこの本が大好きなんでしょうね。
でも。
お互い大好きな気持ちは一緒でも、このお話しの、どこをどんなふうに感じたかは多分違うと思います。大好きだからものすごく意気投合するかもしれないし、大好きだからこそ、まったく違う思いなのかもしれません。
私自身の「小さな魔法のほうき」がとても大切だから、米林監督の切り取った「メアリと魔女の花」を見るのは少し怖い気がします。
「床下の小人たち」も好きなお話しでした。なので、「借りぐらしのアリエッテイ」をとても楽しみな気持ちで見ました。でも…。どうにも自分の好きなお話しとはちがうものになっていました。それは、人の想いというものだから、仕方ないことです。でも、それでも裏切られた感というかがっかりな気持ちになってしまいました。
脚本が悪いとかそういうことではなくて、同じ物語を読んでも、どこに魅力を感じ、どこをクローズアップし、どのように物語を再構築するかは本当に人それぞれなんだということです。
映画を見るか見ないかはさておき、夏休みの昼下がり、暇を持て余している小学生の体で読み返してみようかな。
この映画のCMか何かを見たときに「夜間飛行の花」と聞こえてきて、「夜間飛行の花?もしかして?」と思い、黒猫と灰色猫と聞いて確信しました‼︎
この映画の原作はメアリー・スチュアートの「小さな魔法のほうき」に違いない‼︎調べてみたら、やっぱりそうでした。
本棚の一番上にある本を取り出してみました。本の上は埃っぽくなっていましたが、中は意外ときれい…かな?目次にあるタイトルはどれもマザーグースを思わせる不思議な響きを持つ言葉遊びのよう。
かわいそうなメアリー
ひとりでしくないている
アインク メインク 魔女がウインク
あぶらはじゅうじゅう なべの中
はいどう はいどう
ピーターはいそぐ
ひもでむすんだ 子ネコをつれて
こんな感じです。ワクワクしてくるでしょ!
学校の図書室で本を借り、週末には近くの図書館に行ってむさぼるようにして本を読んでいた小学生の頃の私。中でも「小さな魔法のほうき」はとてもとても気に入って、どうしても手元に置きたくてお小遣いを貯めて買いました。
せっかくの夏休みなのに、ひとり置いてきぼり。広くて古い館に住む大おばさまに預けられて退屈しているメアリーは黒猫のティブと出会います。あぁ、冒険の予感‼︎「ピンク色の上品な舌」という形容が大好きでした。
それにしても、こんな古い本を、よくぞ映画にしようと思ったものです。米林監督も好きだったのでしょうか。
1975年発行、これって初版ですよね?
もう40年以上前のなんですね。
ちなみに、私が買ったのは。
出版されて半年程経った頃ですね。
昔はこんなふうに買った日にちを書いていたっけ。
小学生の頃から大好きだった本が映画になるなんてなんだかすごいことです。きっと米林監督もこの本が大好きなんでしょうね。
でも。
お互い大好きな気持ちは一緒でも、このお話しの、どこをどんなふうに感じたかは多分違うと思います。大好きだからものすごく意気投合するかもしれないし、大好きだからこそ、まったく違う思いなのかもしれません。
私自身の「小さな魔法のほうき」がとても大切だから、米林監督の切り取った「メアリと魔女の花」を見るのは少し怖い気がします。
「床下の小人たち」も好きなお話しでした。なので、「借りぐらしのアリエッテイ」をとても楽しみな気持ちで見ました。でも…。どうにも自分の好きなお話しとはちがうものになっていました。それは、人の想いというものだから、仕方ないことです。でも、それでも裏切られた感というかがっかりな気持ちになってしまいました。
脚本が悪いとかそういうことではなくて、同じ物語を読んでも、どこに魅力を感じ、どこをクローズアップし、どのように物語を再構築するかは本当に人それぞれなんだということです。
映画を見るか見ないかはさておき、夏休みの昼下がり、暇を持て余している小学生の体で読み返してみようかな。