いつものように、木を見ながら歩いていると、伐採予定の赤いテープに、
ミスジマイマイがくっついている(矢印のところ)のを見つけました。
台風で、テープがとれかかっています。
近々、雨が降りそうにないので、テープごと捨てられたらいやだなぁと思い、
柵の中に入り、ミスジマイマイを採取して、飼育することにしました。
矢印のところにチョウジガイがついています。
アリやダンゴ、ワラジムシがくっついて死んでいましたが、
テープをはる時に、そこにいたのがくっついたようです。
樹上性のミスジマイマイ、何度も落下して修復を重ねています。
外気にあたり、家に帰った時にはからだが半分出ていました。
水に浸したキッチンペーパーを敷いた容器に入れると、
かわいい顔を出しました。
与えたキュウリをおいしそうに食べています。
2013-09-19 撮影
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励ましのコメントを多数頂いた伐採の件ですが、今日は守る会の方が招いた、
樹木医の先生に木を見ながらアドバイスをいただく会に同行させて頂きました。
守る会の方が調べたところ、130本の樹木が伐採対象のテープが巻かれているとのこと。
樹木医の先生によると、のり面を守っている大木を伐採すると、崩落する部分が大半で、
そこをコンクリートで固めると、歴史建造物である遺構(素掘りの川)の意味がなくなってしまう。
素掘りの川を残すには、すべてを伐採することも考えられるが、未来の子供たちに
歴史を感じさせる大木を残すことが大切だとおっしゃっていました。
剪定の必要のない木にブルーのテープが巻かれていることにも首をかしげていました。
個人的には先日の連休明け、担当部署の担当の方に電話をしました。
そこで、こちらの意見も取り入れて頂ける余地があるとのお話でした。
「カタツムリの生息地」・・・。
それを表だってだしてはいけないこと、それは重々承知していますが、
この一週間、色々と考えていました。
ブログをはじめた切っ掛けは、後々詳しく話したいと思いますが、
その大きな理由のひとつとして、
近い将来、この場所のまわりの環境が一変してしまうことにより、
少しでもカタツムリの記録を残しておきたかったことです。
(2013-09-20)