Truth Diary

水彩画展、画材の多様性と迫力の画面

 第45回記念 宮城水彩展の最終日の今日、会場の「せんだいメディアテーク」に行ってきた。昨日の突然のケヤキの倒木で、急遽樹木の腐朽具合を点検する、多数の作業服姿の専門家と仙台市役所職員と、これまた、取材のTVカメラで、会場の前は騒然としていた。

 5階ギャラリーで展示されていた作品は、会員、会友、そして一般の部併せて176点。水彩画展のイメージを少なからず驚嘆させる迫力の表現力は、透明水彩はもとより、アクリル絵の具や、オイルパステルなども、なかには、墨絵の技法や、版画なども、幅広く許容した寛容さに所以する。

  風景、人物、静物などに、比較的オーソドックスなテーマでの、緻密な描写、斬新な試みなどに、作品にかける作者の、なみなみならぬポテンシャルの高さを感じた。宮城県内在住者だけで、これだけのすばらしい作品群が揃うことに、うれしさと頼もしさを胸にしつつ、充実した気持ちで会場を後にした。

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