ボランティアで就職活動者の支援相談をしていた時相談に来た女性がいた。ほどなく就職が決まりお勤めになっていたが、その後辞めたとの話を聞き残念に思っていた。
彼女はイベントのプロジューサーを希望していて中々そうした職種がなく就職に苦戦していた方だったが、その後は知的障害者の芸術活動を支援したり舞台活動のお手伝いしたりと自分なりの志を一貫して通してきた人だった。
先日彼女から、河北新報夕刊の「まちかどエッセー」に今月9日から月2回程度、2月まで7回エッセーを載せることになったのでよろしかったら見て欲しいとメールがきた。
すぐに新聞を拝見し、面談でしか知りえなかった彼女の歩んできた40数年の人生、現在似顔絵師としての活動のきっかけ、似顔絵師としてのモットーなど知り、人一倍深みのある人生経験をしてきた事を初めて知った。
そして今、似顔絵描きを通じて独自の哲学、似ているだけでなく、描かれた人が絵を気に入らなければダメで、描く者は鏡となって完全に相手に合わせ人格を描く事。幸せな顔と魂の光の色を写すよう努めているという。
「棟方志功が作品を神にささげたのと同じく。私自身も、人生の苦難を幸せに導く護符と思っている」との言葉に共鳴。また戸惑う事は多く、「描く人の謙虚さや人柄が問われ、描けば描くほどに似顔絵道なのだ」とも言う。
お知らせありがとう、これからも人生の苦難を歩く人に幸せの光へと代え続けてください。
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