Truth Diary

本来のサービスとは

 県や市の公共施設にお世話になっていて有難と感謝している。しかし時には民間の感覚とは異なると感じる事もある、最近あった一つは県図書館のエレベーター取替工事で各フロアに2基あるエレベーターを1基ずつ工事した時だ。2基の間隔は約100メータぐらい離れていた。

 昨夏の始めに始まった工事は今春までかかり新年度にようやく終了した。その同じ工事期間中にエスカレータ点検の休止も重なり、丁度膝の半月板損傷で手術した左足が痛くて階段は勿論歩行も思うに任せず長期の工事を恨めしく思った、利用者には足の不自由な人もたくさんおり同じ思いでいるだろうと、受付で工事期間を短縮できないのか訊いてみた事がある。
 一職員に勿論答えられるわけもなく「すみませんご不便お掛けします」との返事だった。
 そして今年度になりトイレの手洗い槽をべニア板で覆い「使用不可」と、これが暫く経っても使用できず業を煮やした利用者が書いたのだろう「早く使えるようにして」との落書き。
 ここで私は我慢も我慢の限界を感じその事を地元紙に投稿それが掲載されるという一幕があった。

 そしてもう一つ不思議に思う事がある。館内を巡回している年配の無骨?な警備員の人達が閉館時イントランスで利用者一人ひとりに言い慣れない「ありがとうございました」と頭を下げ丁寧に見送ってくれること、仕事をとりたいあまり会社側から指示されているのだろうか違和感がある。
 どうも館側からやらされている感じなのだ、警備員は本来警備業務だけでそれ以上のサービスは館との契約に盛り込まれてはいないだろう。本来図書館員たちがやるべき事を代わりに警備会社にやらせるのは発注する館側の驕りではないか、館では真のサービスを履き違えていないだろうか疑問だ。生活の為とは言え年配者の警備員さんが哀れ。

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