Truth Diary

朝ドラ マッサンの 熊虎と息子一馬

長男の一馬が出征前日に父親熊虎からバリカンで坊主頭にしてもらうシーン。「臆病者と言われようが卑怯者と言われても、とにかく生きて帰れ」と、誇り高き元会津武士がサムライの矜持も何もかも捨てて、親としての本音を息子に語り掛ける感動のシーン。
言葉には出さなくても、こうした出征の場面は全国津々浦々に展開されたのだろう。祖父は、私の実父と叔父の二人を中国と旧満州に出征させ、二人とも帰らなかった。祖母はそれから間もなく心労で亡くなり、祖父は仕事後の晩酌だけを楽しみに生きた。呑まずにはいられない心境だったのだろう。子供だった自分は大人の心境は理解できなかったが、辛い別れを耐えて暮らしたに違いない。終戦から70年、昭和19年からくも戦中派の私。彼岸も近い、あらためて祖先を思う。
 その後の周りの方々の暖かい支えで今こうして暮らせることに感謝している。

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