Truth Diary

年越し

 昨日まで仕事だと言っていた娘が大晦日の午後に来ると言うので地下鉄駅まで迎えにゆき、まずひと息とケーキでワインを、先般娘がお土産にと重さも厭わず持ってきたモノと同じ銘柄のワインを近くのお店で見つけておいたのでスパークリングにケーキという組み合わせで年越しを始める。忙しくて帰省できない息子へはメールで年賀状を送る。
 娘の母方の祖母が以前着ていた村山紬を縫い直したとかの着物姿で現れた娘と私も和服を着てツーショットの記念撮影。
 こういう時家人は恥ずかしいと一緒には撮らない、何時も娘と私だけだ。家人の母は既に亡くなったが、樺太からの引き揚げ者で昔その着物を普段着として着ていてその柄に見覚えがある。 
 紬と言っても大島などとは違いごく普段使いの廉価なものだという。ご近所の方々に助けられながら実家の家族ともども何とか無事に過ごせたことに感謝し一年を締めくくった。  ブログは本日で丁度10年の節目を迎えた、これといって為になるような内容でもなく単なる日常の些細な事がらを書き綴ってきたしかし後で読み返せばその時の事が蘇りそんな事を考えていたんだとか、あんなことをしたんだとかくだらない事ばかりであるが、「思い出せなかった日は無きに等しい」とかってのTBSラジオのパーソナリティー榎本勝起氏は言っていた。
 何年間も思い出すことが何もなかったら実にさびしい事だろうと思って始めたブログであった。現在までの分3冊の書籍として手元に残る。11年目からはどんなささいな事柄がブログに展開されるのか、つれづれなるままにキーボードに向かいしょうもない事を書く、書く材料探しにいろんなところに出没する、くだらないいろんな事をやってみるそれで好いじゃないかと割り切って、思い出せる日を書いて残すことによって「無きに等しい日でなく有った日」が人生の伴侶として残る。

今時のインスタ映えを狙ってスパーリングとケーキ、昔風の地味な着物今年の締めくくり

 

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