実家のまわりを運動不足解消にウオーキングした。ようやく田んぼも復活し始めたようだ。アンポ柿と呼ばれる干し柿で名が知れたこの辺で最近は干し柿を作る人が殆ど居なくなった。少しの時間があったら働きに出る方が好いと言う訳か。新聞の折り込み広告は普通は今なら新春売り出しの広告でいっぱいなはずだが、驚くことに新聞紙全面大の求人広告が3枚も入っていて、売り出しの広告はゼロだ。
少しだけハローワークで求職者の相談に携わった経験から興味が湧く。隣県でありながらこの違いに福島の人達は何処で働いているのだろうと思った。求人の職種も医療介護、販売、製造業、事務職、そして放射能の除染作業と多岐にわたり、特に除染に多くの人出を取られて他業種に人員不足をしょうじているという訳でもなさそうだ。
役目を終え本日仙台に戻る、両親の健在が何よりの土産だ。
誰も採らずカラスからも見向きもされず、木に残る柿の実は寒さを一層感じさせる。